読書のリハビリ②『ジョーカー・ゲーム』
読書(小説)のリハビリ、第二弾は『ジョーカー・ゲーム』
時は戦時下の日本。特務組織である”D機関”のスパイたちの活躍と暗躍を描いた作品です。
D機関の常軌を逸した冷静さ、ランボーとかジェームズボンドとかを凌がんばかりのタフネスさに魅了されます。
ゴリッゴリのタフネスじゃなくて、しなやかなタフネスとでも申しましょうか。
スマートなんです。とにかくスマート。
本作は短編集で、全5話が収録されています。
2話「幽霊 ゴースト」と3話「ロビンソン」の流れを経てからの、4話「魔都」においてのD機関の描かれ方がシビレます。
カッコ良すぎだろ。
エンタメとして優れた内容ですし、文体もクセがないので読みやすいです。
わたしは旨いラーメンを食べるときみたいに、夢中になってむさぼり読みました。
おすすめの一冊です。
読んでくださってありがとうございました。 とても嬉しいです。