この瞬間のバイブル『強く生きる言葉』
岡本太郎さんの『強く生きる言葉』を読んだ。
この言葉を求めていた。
これが足りていなかった。
やってみればいいじゃないか!とただ背中を押して
「他人が笑おうが笑うまいが自分の歌を歌えばいいんだよ」
”ヘタレだと思ったならヘタレでいいじゃないか。”と。
日本に生きていると“頑張る人”というのは
直向きにコツコツとやっている大真面目者のことを言う。
そうでないと“頑張っている”に値しないからそれを目指していた。
違うんじゃないかな。
それぞれのやり方で、自信をもって行動して失敗して前に進み続ける。それでいい。
幸せを手に入れてしまったら終わりだと感じるのは自分がプラスに考えることができない言い訳だと薄々感じていた
「ニブイ人間が“幸せ”なんだ」というフレーズがそこにあった亀裂を綺麗に埋めた
美術史が好きだ。哲学も倫理も美学も好きだ。
しかし丁度、全ての感情に名前をつけることに嫌気がさしていたところだ。
真面目にひたすら勉強しないと。専門性を持たないと。
そう焦ってばかりであの頃ワクワクしながら買った専門書も読まずにいた。何かの専門家じゃないと社会人になれないんじゃないかなんて思っていた。
noteを書くのにも、文章の書き方を勉強しないと、人が読みたくなる文を書かないとって無意識にプレッシャーがあった。
今まで岡本太郎の本の存在を知っていて手に取らなかったのは怖かったから。”ひねくれてる”自分に「頑張れ!」という言葉は煩すぎて跳ね返してしまうと思った。
どうやら思っていたより自分は単純で、弱くなかった。
今の自分の聖書だ。
ブースターを見つけた今の私は強い。