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【365日のわたしたち。】 2022年4月19日( 火)

久しぶりに飲んだスタバのフラペチーノは、もう40代も後半を迎える私には、かなりしんどい飲み物だった。

向かいに座る娘は、ひとしきり様々な画角でフラペチーノの写真を撮り終えた後、美味しそうにストローでちゅーちゅーと吸い始めた。


昔はこんなんじゃなかったはずなんだけどなぁ。

そう昔に思いを馳せながら、私もゆっくりとフラペチーノを吸い上げる。

年を取ったと思いたくはないけれど、だんだんと自分にできないことや、辛いことが増えてきているような気がして、気持ちが年を取っていく。

そして、目の前の少女は、これからどんどんとできることが増えていくのだ。

なんと眩しい存在か。

そんな存在が羨ましくなる一方で、私も60代、70代、それ以上の人から見たら、まだまだやれることがたくさんの希望に満ち溢れた存在なのかもしれない。

そう考えると、なんだか少しだけ勇気が湧いてきた。

勝手に、失礼な話だけど。


「もう、お腹いっぱい。冷たくて飲めない。」

そう言った娘は、半分ほど飲んだフラペチーノを私の方へ差し出してきた。


おいおい、眩しい存在よ。
それはないだろう。

2つのトールサイズのフラペチーノを抱えた40代は、10代のこの子より、もしかしたらフラペチーノを飲み切れるかもしれないという希望があるとでも言うのだろうか。


そんな自分の可能性への挑戦を余儀なくされた、火曜日の昼過ぎだった。

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