【365日のわたしたち。】 2022年4月21日( 木)
30代も半ばを迎えた私。
私、身体にフィットする服の方が似合う気がするな。
今日、まさに今日の朝、そんなことを自分に対して思った。
それまでは、体型を隠すため、フワッとしたシャツやワンピースを着ることがほとんどだった。
出産後の体型の崩れも気になるし、ジーンズでさえなかなか手を出せなかったのだ。
それがどうだろう。
先日の、鏡の前に立った私。
ユニクロのヒートテックに、ジーンズを履いた私。
なんだかとってもいいな、と思った。
少し(かなり?)ムチっとした体型ではあるけれど、それがなんだか色気のように感じる気もする。
ジーパンもパツンパツンだけど、なんだか中身の詰まったクリームパンのような、そんな期待を抱かせる良い太ももじゃないか。
自画自賛しすぎだろうか。
でも本当に、ふと見つけた私は、なんだか愛おしい気持ちになる体型をしていたのだ。
ヒップが上に引き上がっているわけでもないし、
おっぱいも授乳のせいで垂れ気味。
そのせいもあってか、むっちりとした体型とは反対に、首周りは骨張っている。
でもこれも、私のこれまでの人生が作り上げた作品だよなぁ、なんてことを思ったのだ。
鏡の前でポーズをいくつか取ってみる。
自分が綺麗だなと思うポーズを見つけて、じーっと見つめる。
嬉しかった。
35歳も過ぎて、自分の体型を楽しめるようになったこと。
それがとても嬉しかった。
そしてこれからの人生の希望だな、とも思った。
いつか腰が曲がって、
首が前に出て、
真っ直ぐ立てなくなる日が来るかもしれない。
でもその姿も、ふとした瞬間に愛せるような気がしたのだ。
未来のことは、わからないけれどね。
鼻歌を歌いながら、上機嫌でパリコレモデルのようにポージングをする私に、
「なんかいいことあったの〜?」と、寝ぼけた息子が尋ねてきた。
びっくりしてしまった私は、
「何にもないよ〜」と言って、息子をリビングに連れていく。
でも、途中で思い直した。
そして、息子にこう伝えた。
「うん。ママ、今日は良いことがあったの。ママ、自分のことをもっと好きになれたの。」
そう言うと、息子は、
「僕もママ大好きだよ〜」と言って、ギュウッと抱きしめてくれた。
幸せすぎて、なんだかとっても泣きそうになった朝だった。