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余談|キャリア教育って知ってる?

キャリア教育は「学ぶことと自己の将来のつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、特別活動を要としつつ各教科等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること」として定義されています。子どもたちが将来社会に出たとき、職業人としてだけでなく、地域社会の一員として自立し、適切な意思決定ができる能力や態度を育てることを目指します。

キャリア教育が本格的に推進されたのは1999年頃からで、勤労観や社会参加意識を育むための教育が十分に行われていなかった(学校から社会への移行期間に躓く人が増えた)ことへの反省からスタートしました。2011年には、文部科学省が「キャリア教育の総合的な推進方策」を打ち出し、学校教育の中にさらに浸透することになりました。
(移行期間が10年もあったことにびっくりですが。比べると近年の時代の流れは本当にドラスティックですね。)

キャリア・パスポートという教材が配布されているのをご存じの方も多いと思いますが、島根県のパンプレットが素晴らしかったのでリンクを共有させていただきます。
https://eio-shimane.jp/files/original/20231221131636361e6b7b01a.pdf
(キャリア・パスポートは各教育員会が作成しています。)

先日「小学校高学年になって夏休みの宿題が難しくなった」という声を聞いたのですが、これは単に科目の基礎知識だけではなく、それを実生活に反映する(活かす)力を育むための課題になったと言えるでしょう。

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