観葉植物はあなたに寄り添う
こんばんは。黄昏花屋です。
前回から少しあいてしまいました。
寒暖さが激しく身体だけでなく心にも負担が掛かりやすい冬ですね。
観葉植物を育てることが心のストレスを軽減してくれるかも、というお話を書きたいと思います。
特に趣味を探しているけどなかなか見つからない方、一人暮らしで寂しさを感じている方、毎日忙しくて出かける暇もない方にお薦めです。
先ず植物を世話することで成長し変化する様子を見たり気付くことで自分の手で育てた成果を実感できます。
忙しいと「そんな時間無いよ」と思われるかもしれませんが社会とプライベートを分けるには意識のスイッチが必要だとおじさんになると切実に感じます。
そしてその「プライベートスイッチ」を入れるのも植物が助けてくれます。
あなたが帰ってドアを開けたとき、その部屋には自分を待っている存在、あなたが手間をかけてあげないと枯れてしまう植物がじっと佇んでいます。
それはあなたが何気なく購入した植物です。
話しかけてくれたり動いたりするわけでもない植物ですが、あなたはある日気付くでしょう。新芽が出ていたり葉が大きくなっていたりすることに。
水のあげかたが良かったのかもしれないし温度が適切だったのかもしれません。
その成功体験で気分が良くなったあなたは恐らく夕飯を食べながらGoogleでさらに詳しい育て方を検索すると思いますが、その頃には仕事の事は忘れているでしょう。
そして新しくその植物について知識を得たあなたは定期的なお手入れや水やりが植物の健康に影響を与えるため、それをさらにしっかりと行い結果を得ることで自己肯定感が高まります。
環境が合うようになってきた植物はさらに新芽を出し大きく育ってくれます。
緑の葉が元気に広がる姿を見ると育てる喜びや達成感が心に満ちてくるでしょう。
時には失敗もあるかもしれません。
数日前まで元気だったのになんだか萎れてきたり葉が変色してきたり。
あなたは植物の事で不安になるかもしれませんがそれもある意味「プライベートスイッチ」が入っているということですので、またGoogle検索で「これが理由かもしれないなぁ」と気付いた頃には苦手な上司や話しづらい部下、付き合いにくい顧客のことを忘れているでしょう。
以上の事から、
1、変化が早くて結果が得やすい。
2、水やりのタイミングがわかりやすい。
3、丈夫。
それらの条件を満たせる私の個人的なお薦めはここ数年流行っているビカクシダです。
水やりをあまりしなくて良さそうなどの理由でエアプランツやサボテンを初心者向けと販売する向きが過去にありましたが、実は水やりのタイミングがわかりにくいので枯らしやすいのです。
どんな観葉植物でも一昔前は育て方を調べるのに紙の本や聞くことが必要で、本屋さんで購入したり図書館に行ったりショップに情報をもらいに足を運ばなければなりませんでした。
マジかよと思われるでしょうが下手すると花屋でも生産者でも「よくわからん」と言う事もありました。
植物を枯らす、失敗する理由の一番は何より「知らないこと」だと私は考えておりますので今はネットとSNSのお陰でとても育てやすい時代だと思います。
失敗しても調べて試し、成功体験を得て自己肯定感が高まるサイクルが植物とスマホで完成します。
想像してみましょう。
家に帰りドアを開け、あなたを待っていた植物が鮮やかに自然な色を感じさせてくれることを。
「今日も元気だな、あのやり方が良かったのかも」と自己肯定感を感じさせてくれることを。
きっと失敗もあるけれど、手間が掛かる存在だけど、成果を形で教えてくれる観葉植物はきっとあなたに寄り添う静かなよき相棒になってくれると思います。
私は花屋ですので観葉植物の専門ではありませんが、育てやすくて私が大好きなビカクシダをお薦めする理由の記事を次回は書きたいと思います。
ではまたよろしくお願いいたします。
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