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小学校教員が学級経営案について学んだこと

 元公立小学校教員で元私立小学校教員の国立小学校教員です。今回は、大学院で学んだことをまとめる回です。
 僕は、小学校教員をしながら兵庫教育大学大学院生をしています。授業は主にオンラインやオンデマンドによって受講をするのですが、一方的なインプットのみでは身になっていないことも多々有ります。
 それが僕の能力なのですが、改善策としてこのようにアウトプットして残すことを通して身になるものにしたいと思います。


1.学級経営案とは

 皆さんは「学級経営案」を作ったことがありますか?僕は正直いうとありません。学級目標というものは立てるのですが、漠然としたものが多く、1ヶ月も経てば忘れてしまって目の前の課題に悪戦苦闘するような指導を毎年繰り返してきました。 
 反省すると改善しないといけないのは分かるのですが、具体的にどうしたら良いのかわかっていない知らないことが多くありました。
 僕と同じように感じている方は是非、学級経営案について興味を持って頂ければ幸いです。
 「学校教育目標を学級経営において具現化するために、学級担任が、その学級の子どもたちの実態に即して作成する「学級における教育活動の指針」(楠 博文(2008)「学級経営案の作成と活用」『新編学級経営読本』教育開発研究所,p19-22)
 要は、学級を経営するプランを書くものなのです。形式は様々なものがあり、ネットで検索すると各自治体から出されているものがあ離ます。
 「学級の実態に即して」ということが重要になります。作成自体が形式的なものになってしまうこと。委員会に提出するための仕事になってしまったら意味がないと思います。

2.学級経営案を作成する目的

 学級経営案をつくることは負担になります。これは事実です。じゃあ作る価値はあるのかというと目的があるのでそれを考えてみたいと思います。
 まず、場当たり的で雰囲気的な指導の回避ができると考えられます。一貫性のある指導には計画が必要だからです。
 次に、「個」と「集団」を育てることの意味や価値について考えることができることです。学級全体のことばかりではなく〇〇さんの成長する姿や目指す姿をイメージする機会になると思います。
 個人の成長のためには意図的な集団づくりや学級経営が不可欠になります。一人一人を大切にするためにも必要になると考えられます。
 最後に、教師間で説明する際の説明責任として結果責任とし目安となる資料になります。また、共通理解を図るためにも良いのではないでしょうか。

3.作成する時に気をつけたいこと

 では、実際に作成するという流れになったとしても考える必要があることがあります。
①いつ作るのか
適切な作成時期というのはいつなのでしょうか。4月当初なのか、学級の様子が見えてきたゴールデンウィーク前なのか、それとも1学期末ごろでも良いのか。
②形式はどのようなものにするべきか。
 各自治体で様々なものがありますが、どのような形式がいいのか吟味する必要があると考えます。また、具体性と抽象性という部分も重要で、具体的すぎてもだめ抽象的すぎても見なくなる気がします。
③評価をどうするのか
 進捗に対して省察して評価する必要があると思います。自己評価はもち論ですが、他者評価もしてもらった方が良いのでしょうか。
 数値目標を設定する是非についてもどうなのでしょうか。

4.おわりに

 まずは、学級経営案の例を見て参考にするのが良いと思います。真似るkとから頑張ってみたいと思います。その際に気をつけるのは目の前の子ども達の実態を考えた現実的なものを作ることだと思います。
 僕はSNSで有名なキラキラした先生とは程遠い小学校教員ですが、それでも一生懸命に頑張らないといけないと思っています。
 最後まで読んでいただきありがとうござしました。

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