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書かせっぱなしの「ふりかえり」をやめた

 授業終了5分前にノートやタブレット機能でふりかえりを記述させる活動ですが、僕は書かせっぱなしになっていることが多かったです。
 理由として余裕がなかったこともそうですが、ふりかえりに対してどんなコメントをすればよいのか理解していませんでした。
 「算数授業で「メタ認知」を育てる」重松敬一(2013)の本には指導の視点が掲載されています。僕はこれを他の教科でも参考にさせていただいています。
①児童の思いや考えを認め、受け止める指導
「よくできたね」「よくがんばったね」「すばらしい」「すごい」「おめでとう」など
②児童の思いや考え、成長に共感する指導
「なるほど」「そのとおりだね」「いいところに気がついたね」「つまり・・・ということだね」「~ということが分かったんだね」など
③児童の考えの成功やつまづきの原因や要因を意識化させる指導
「こう考えたのだね」「なぜうまくいったのかな?」「なぜ、まちがえたのか考えてみよう」「ここのところを確かめてみよう」「理由を考えてごらん」など
④次の活動の方向を示したり、アドバイスを与えたり、学習を広げさせる指導
「こうやってみたらどうだろう」「前のノートをふり返ってみよう」「困ったときは、どうすればよかったかな?」「○○を使ってみたらどうだろう」など
⑤他の友達の考えや他の考え方などを示し、考えを深めさせる指導
「○○さんは、こんな考え方をしていたよ」「こういう考え方はどうだろう」など
⑥生活場面や学習したことをさらに深め発展させる指導
「今日学習した~は、どんなことに使えそうかな?」
「今日学習した~は、こんなときにも使えそうだね」
「今日学習した~で、こんなこともできそうだね」
「~を実際に使ってみよう」

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