
冬の私立小学校教員求人には要注意
元公立小学校教員で私立小学校教員です。今回は、現在も募集が実施されている私立小学校の求人について物申したいと思います。
僕の独断と偏見のためお許しください。ただ、現場からの注意喚起という思いを込めていますので、是非読んで頂ければと思います。
1.私立小学校は人材不足?
公立小学校では、人手不足が話題になっています。私立小学校ではどうなのか!結論としては…
学校による
というのが現状です。関西でいうと関関同立の附属小学校では、採用試験の倍率も高水準を保っているため人材は豊富にいます。
しかし、私立小学校でも経営の厳しい私立やネームバリューの弱い私立小学校ではそうはいきません。
実際問題、勤務先でも1名足りない状態で新年度をスタートしました。このような経験は公立小学校ではあるあるではないでしょか。
このような原因はなぜ起きているのでしょうか。
2.シンプルに給料が安い
人材不足になっている私立小学校の共通点としてシンプルに給料が安いことが多いです。以前、公立小学校と比べて私立小学校の給与が低いことを書きましたが、肌感覚ではほとんどの私立小学校は公立小学校よりも給与が低いです。しかし、経営状態がうまくいっている私立小学校は公立よりも給与がいいです。
3.児童数が多い、クラス数が多い
大規模私立小学校でも頻繁に求人がでることがあります。これは、公立小学校でも同じですが、産休や育休の代わりの教員が頻繁に必要になるからです。
また、学校によっては、副担任や専科など教育を充実させるために教員を多く設定している学校もあります。
4.冬の私立小学校求人の実態
このように求人を必要としている小学校にはそれ相応の事情があるのがお分かりと思います。では、冬の求人の実態を考えたいと思います。
①辞退者が出たから
春から夏の選考で辞退者が出たと考えられます。
②育休産休病休予定者が出たから
内部で何らかの理由で休む先生が誕生したと考えられます。
③大手の私立小学校と競争を避けている
大手の私立小学校の募集が終わってから確実に入職してくれる人を探すために時期を選んでいる可能性があります。
④年中募集している
実は、このパターンが多くあるんです。数年ぐらい求人情報を見ていると気がつきますよ。
5.おわりに
冬の求人は来年度講師確定の小学校教員にとっては魅力的な求人なのですが、やはり理由があるのでよく吟味していただきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。