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学習状況曲線を作成中
先行研究は以下です。
僕は、「学習状況曲線」の存在をこの本から知りました。
算数の授業で「メタ認知」を育てよう|一般書籍|日本文教出版
算数の授業は、担当していないので他教科の社会科で状況曲線の作成を実施しています。
学習状況曲線を作成することで、「振り返り」の分析が1時間ごとに途切れたものではなく、単元や長期にわたって変容を分析することができます。
教科の評価はペーパーテストによる認知的達成だけでなく、主体的に学習に取り組む態度、メタ認知、情意を含んでいます。
記述を分析することで子どもの学習状況を捉えることができます。
僕は学習状況を①上昇②下降③変化なし、の3つで判断しました。先行研究のキーワードを参考に上昇や下降を判断しました。また、社会科特有の「〇〇を知りたい」「〇〇を調べたい」という言葉の出現も上昇と判断しました。
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上昇曲線の作成はExcelで行いました。僕はExcelが得意ではないので、1から書式を作成するのは苦手でした。そこで、Google検索で調べた「モチベーショングラフ」のテンプレートを活用して作成しました。
「モチベーショングラフ」では、モチベーションを-100%から100%まで表現できる折れ線グラフです。
以下は実際のExcel画面です。学習前の状態をすべて0%地点でスタートさせています。
僕は3学期の社会科の時数が約25回あることを想定して、上昇や下降の際に5%ずつ上下するように設定しました。
上昇が見られた言葉を「赤字」下降が見られた言葉を「青字」にしています。
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先行研究では、学習状況曲線を作成することによって、子どもの学習状況を上昇させるためには、認知活動を制御するメタ認知が重要な役割を果たしていることが確認されています。
継続して学習状況曲線を作成し、考察したいと思います。