指す将順位戦9th S級⇔A級1組入替戦  VSナイナイナッシーさん

なんとか勝利することができ、来期もS級で指せるようです。
今期も運営の皆様、対局・観戦いただいた皆様、ありがとうございました。
このままの実力ではまたS級で1-10みたいな成績になってしまうので、精進します。
今期は「指す順放送局」を視聴するという新たな楽しみもできました。1度ゲスト出演があり、大変楽しく参加させていただきました。(本局、次回放送で取り上げてもらえないかな…と期待しつつ…)
また、例年通り大勢で観戦チャットをするのもいいもんですね。本日12/8でそれも一旦終わりますが、楽しみたいと思います。

▲四間飛車△ミレニアム
△51銀の瞬間に▲75歩。

△51銀に▲75歩で【第1図】。△62銀型であれば、▲75歩には△53銀~△64銀とするのが有力なので、これは嫌なタイミングで突かれました。

この辺で間違えると終了してしまう

6分投入して△53角【第2図】。このタイミングであれば▲78飛とはできず▲76銀の1手になります。

【第2図】以下
▲76銀 △42銀
▲78飛 △74歩
▲59角
【第3図】

ここで△84飛が良かったようだ

【第3図】から最善の進行は△84飛▲95角△83飛…とのこと。
△84飛とすれば色々すべて受かっており、
①▲74歩には△同飛でも△86歩でも居飛車よし。
②▲65銀には△75歩▲55歩△同歩【参考1図】で▲54に打つ一歩が足りない。
③その他だと△24歩~△23銀とかゆっくりできるようです。

本譜は△86歩の突き捨てで1歩渡しており
この図面まで進めてしまうと▲54歩が発生してしまう。


これを△同歩で取れない

本譜は【第3図】で△86歩と突き捨てたため、【第4図】で△同歩と取れず、△73桂▲54銀で損をしてしまった。これは時間かけて深く読み対応するべきでした。この辺りが一番勝敗に左右するところだと感じます。

実際のところ居飛車不利ながらも、幸いにも比較的微差ではあったようです。

ミレニアムの利点

その後飛車を捌くことに成功したため、少なくとも勝負にはなりました。
【第5図】はミレニアムの利点が発揮された展開で、先に▲35歩と桂頭を攻められたにもかかわらず、後出しの△36歩が刺さった局面です。ミレニアムが深く、▲33歩成が王手になりません。


ここでは打つ一手だが、ケチったら負ける

駒得したら自陣に埋めるのが一番間違いないので、
【第6図】は△22銀の一手ではありますが、この囲いは控室では好評だったようです(?)。
元々急戦党の私ではありますが一応こういう将棋も指せるようになりました。この後はなんとか押し切ることができました。


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