全道将棋選手権 1回戦
居飛車急戦が好きな方がいれば暇つぶしに読んでいただければ幸いです。
題名に1回戦とありますが、結果から言えば1回戦で負けたので全道選手権についてはこの記事限りになります。
将棋としては面白い内容だったので記事にして反省したいと思います。
この大会に向けて指す将順位戦の自戦記もサボっていました。すみません。
【第1図】で▲45歩早仕掛けを見せて、それを避けて△22飛。この交換は居飛車の得になります。次の一手は…?
▲37銀【第3図】で棒銀を狙うのが良くある展開。普通に棒銀を受けるためには△32飛としたいところですが、さらに手損になるため選びにくい。
進んで【第4図】。後手は前述の理由から△53金型にして受けてきました。
ここで本当は▲38飛としたかったのですが、
以下△45歩▲33角成△同桂▲35銀△34歩▲同銀△同銀▲同飛△43金【参考1図】の局面がわからず断念。
しかし実際は▲36飛で居飛車よし。これが敗因の1つだったか。
この図面は経験として覚えておきます。
実戦は▲35同銀△34歩▲26銀【第5図】。これでも悪くはないが…。
色々あって【第6図】。これも居飛車まあまあだと思っていた。
進んで【第7図】も先にかわす手筋でやや良しか。
【第7図】から△45歩で【第8図】。
ここも2択だが、お互い▲55銀(+50)だと思っていた。しかし実際は▲45同銀右(△同銀▲同銀)の方が良かったようだ(+600)【参考2図】。
先入観は良くない。急戦はこの辺りの難易度の高さがある。
本譜は△55同飛の手段を与えてしまった。
まだ若干居飛車指せるのだが、アヤが多い。
【第9図】から▲55同角△同金▲52歩△33角▲44歩で【第10図】。
【第11図】では▲43歩成とするのが最後のチャンスだった、と感想戦で話があった。しかし調べてみるとは△88角成▲69玉△87馬▲78金△76馬【参考3図】の手順があり、と金が動けない。
結局は最初に▲38飛と回るか、途中で▲45同銀右とすれば有望な将棋でしたが、選べなかったのは現時点での実力かと思います。
また頑張りますと言うのは簡単ですが、もっと上を目指したいと思うので引き続き取り組んでいきます。
指す将順位戦も続くのでしっかり指していきます。