四国DC旅第二弾~南予初体験ずくし~
友人と共に高知徳島を巡った旅からわずか一週間。
今回は単独行で南予へ向かいます。
まずは早朝のいしづちで西へ。
夜明けを迎えた瀬戸内海の優しい色合いも実にいいものです。
松山からは例によって宇和海に乗り換え。
この宇和海はただ乗りたいだけなので、卯之町で下車して引き返します。
先日無人化され、近いうちに現駅舎が解体されるらしい卯之町駅。何度も通っているのに降りるのは初めて。いずれ街並みもじっくり眺めたいところ。
10分足らずの滞在の後、上り宇和海で引き返します。
(この宇和海往復は内子→伊予中山の爆走を味わいたかっただけ)(内山線爆走宇和海はいいぞ)(八幡浜以南の悪路を強行突破する宇和海もいいぞ)
松山からさらに予讃線海線の各駅停車に乗り換え。
途中で伊予灘ものがたりともすれ違います。
この列車を伊予長浜で初めての下車。ここが今回の目的地の一つ。
早速向かったのが、長浜高校水族館。毎月第三土曜日の11時~15時のみ、一般開放されます。コロナ禍でどうなっているのか分からないのでとりあえず突撃してみたところ
外側だけ見て終了。もっと早く来ておけばと後悔することしきりですが、こちらの落ち度なのでどうしようもないですね。県外民にも開放されたらまた来ます。愛媛県の方はぜひぜひ行って、中の様子を教えてください。
気を取り直して。
長浜もチャンポンが名物らしいので、定食屋に入り昼食。
チャンポン定食。しめて1,000円。
野菜どっさりのチャンポンも大ぶりな唐揚げも注目なんだが、何より
見てくださいこの郷愁を誘うおにぎり!
のりたまのふりかけなんて何年ぶりに食べたことか。
子供の頃、祖父母の家に泊まったら朝食にこんなのが出てたのもあって、ノスタルジーしか感じないですね。いまどき都会どころか地方都市でもそうそうできない食事をできただけでも、伊予長浜に来た甲斐がありました。
満腹になったので、腹ごなしに歩き回ります。
新長浜大橋を渡りつつ長浜大橋を撮影し
桜で有名な瑞龍寺にお参りし
ネコさんに挨拶し
赤橋こと長浜大橋のたもとへ。これも一度近くで見たかった。
この長浜大橋は現役で動く最も古い道路可動橋なのですが、開閉設備故障のため昨年秋から開閉を中止しているとのこと。本日2回目のもっと早く来ておけば案件。いずれ復活するのを祈りつつ、長浜大橋を渡って駅の方へ戻ります。
さて。長浜大橋から駅へ向かって歩くこと数分。
う わ で た
Twitter民大好き『ンョ゛ハー゛』ことショッパーズ長浜店。
直に見るとすごいインパクトですね。
せっかくなので店内にも入ります。
めっき・・・?
知らない子ですね・・・
さすが港町の地元系スーパー。
店入って何も買わないのもあれなので、ちょっと買い物をします。
店名より先にデカデカと「ありがとう」って書いてくれてるの、なかなか良いですね。
その後商店街を通り長浜駅へ。
この絶妙に時代がかった感じ、すごく良くないですか。
伊予長浜駅まで戻ったものの、乗車予定の列車まではまだ1時間以上有り、逆方向に向かう列車がすぐにやってくる。というわけで
天気微妙ですけど下灘にもちょっとお邪魔することに。
10分かそこらで乗る予定の列車が来たので、早速折り返し。
伊予長浜に着くと、少し長く停車。その間に伊予灘ものがたりと行き違い。
カメラ構えてたら向こうの乗客からブンブン手振ってきました。こちらも早めにカメラを下ろして応戦。さすがにものがたり列車の始祖は、乗客のお手振りレベルが高い。
伊予大洲に到着。宇和海に乗り換えて、宿のある宇和島を目指します。
宇和島に着いてまず見たかったのが
全 国 一 斉 四 国 ゴ リ 推 し 期 間
ぜひ一度この目で見たかった。10月中に拝めて良かったですはい。
ちなみに宇和島駅の方のこだわりポイントはこちらとのこと。
それでは宿にチェックイン
のはずが
予約日を間違えるという初歩的ミスをしていることが発覚。
あほちゃいますの。
幸い空室はあったので、フロント前で改めて予約し直して事なきを得ました。今回の旅、いろいろガバガバすぎる。
ともかく部屋がご用意されたので、夕食へ。
ご存知、宇和島名物の鯛めし。今回はほづみ亭で。相変わらず超うまいです。まだ食べたことない人はぜひ宇和島はじめ南予に来て食べてほしい。
翌日。
朝っぱらから鯛めしを食べられるという贅沢。やはりJRホテルクレメント宇和島しか勝たん。
チェックアウトし、宇和島駅へ。
宇和島駅名物、土日朝限定のグッズ販売です。これもずっと来たかったんですが、なかなかタイミングが合わず四国DC始まってからようやく初訪問です。
宇和島駅の子になっているえひめれっちゃくんもというわじまれっちゃくんにも久しぶりに会えました。相変わらずかわいいね。
もちろんグッズは買いました。
その後、隙を見てグッズを売っていた駅員の方に「いつもTwitter見てます」などと話しかけたら、れっちゃくんと記念撮影までさせてくれました。実際持ってみると結構大きかったです。
ありがとう宇和島駅。また来ます。
それから今回のメイン。
しまんトロッコ。
前身の清流しまんと号に20数年前に乗って以来の予土線トロッコです。
9時33分、宇和島発。務田にかけて峠を登ると、山間の穏やかな田園地帯が広がります。
これもこれでなかなか良いな。
宇和島から1時間少々走った江川崎で、いよいよトロッコ車両へ。
(土佐大正で撮影)
うひょーーーーー気持ちいーーーーーーー
予土線沿線には今まで5,6回来たことがあるのですが、全部雨だったんですよね。晴れてくれただけで、勢い任せに乗りに来た意義があるというものです。
四万十川名物の沈下橋も見えます(車内放送で紹介もしてくれます)。ここまで近いのはこれぐらいだったかな。
トンネルもありますが、トンネルに入るとさながら鉱山トロッコのようです。
秋らしい涼風に包まれた爽快な50分はあっという間に終わり、土佐大正でトロッコ車両を離れてキハ54に戻ります。
川奥信号場で土佐くろしお鉄道線に合流し
最後にも四万十川の姿を見て、終点窪川に到着。
乗る予定の列車まで約40分。どうやって時間を潰そうかと思っていたら、折良く入れ換え作業が始まりました。
上り方にいたキハ54が一度トロッコ車両から離れて、構内を移動し下り方へ。
連結。ブレーキ管も人力で繋ぎ
開いている貫通路に誘導の方が立って、推進運転で所定の位置へ
これで折り返し準備完了です。
その後、あしずりでちょっとだけ中村方面に足を伸ばしてから帰途につきました。
今度はこんな天気のときに夜明けのものがたりでも乗ってみたいものです(前回乗車時は完全に雨)。
宇和島には(鯛めしと特急宇和海目当てに)何度も通っていたのですが、今回は初めて体験したことも多く、個人的には無理矢理にでも旅に出て良かったと思っています。
とは言え、今日だけでは目的が達成出来なかったことも多いので、改めてじっくり再訪せねばなりませんね。次は海の方にも歩を進めて日振島にも行きたいところですし、闘牛もいずれ拝みたいものです。
宇和島をはじめ、南予というエリアは概ねどこから行っても遠いうえに北海道ほどの知名度もないので旅の選択肢からは漏れがちですが、個人的にはぜひとも訪れてほしい地域の一つです。なんなら鯛めしを食べるためだけでも宇和島まで来る甲斐はあります。ピンとくる観光地はないかもしれませんが(現存12天守の宇和島城はじめいろいろあるけど)、とりあえず鯛めしを食べに宇和島に足を運んでみてもらえると幸いです。特急「宇和海」も楽しいですよ。
以上です。ありがとうございました。
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