調香とは。 -2-
さて、昨日の処方です。
この処方の
青枠で囲ってある部分をご覧ください。
500 + 50 + 150 + 300 = 1000
この処方は、1 と 2 と 3 と 4 の香料を、どのくらいの割合で混ぜるか、という香りの設計図です。合計は1000になるように設計します。
例えば、この4種類の香料だけで香りを処方するとしても、
割合が変わってこうなると、香りのイメージは全く違ったものになります。香水として販売されるカテゴリががらっと変わるくらいです。
頭の中のイメージに合うように香料を選んで、どのくらいずつ混ぜるかの割合を決めて処方を書く。それを実際に作ってみる。出来たものを嗅いで、イメージに近寄せるように割合を変えていく。
そんな作業をしているのです。
では、また明日続きを。
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