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喇叭亭馬龍丑。日記「ライブ観の火曜日」「ライブ観の水曜日」「神田SLIGHTでDJ」

2024.6.25(火)

「ライブ観の火曜日」

 早起きDAY。いつもながら世界中への呪詛と共に目覚める。さっき寝たばかりなのに起きる、という不条理に身体が言うことを聞かない。心は身体の奴隷。身体もまた心の奴隷。じゃあ主は誰なん?パーカー?

 濃い湿気の中をチャリでひた走る。学生達が黙々と学校へと向かう後ろ姿にエールを送りつつ、俺は俺の年齢を堪能する。

 木曜日に神田のジャズバーSLIGHTにてDJを演らせてもらうので、その為の選曲。いつもながらにビバップ〜ハードバップ。チャーリー・パーカーはマスト。いつだってマスト。神様の御神託は何が何でも流さねばならない。

 夜。先日セッションでお世話になった池袋インディペンデンスに(大塚ドンファンでお世話になっている)松原慎之介さんのライブを観に行く。

 前回はすんなりと辿り着けたのに、その余裕が仇となり、地下で彷徨い、地上で迷い…ギリギリで到着。魔都・池袋。

 今日はソプラノサックス多めのセット。途中でアルトやフルートに持ち替えて。何を演っても凄い迫力だなぁ…これがプロか、と感動しつつビール飲む。アンコールの『歌舞伎町一番街のテーマ』、とてもカッコイイ。

2024.6.26(水)

「ライブ観の水曜日」

 大塚ドンファンまでえりかさんのライブを観に行く。今日は電車。快適。

 演奏は…どう書いたところで語彙不足だけど、とにかく音楽が前へ前へと進んでいく感じが凄まじい。(えりかさんのライブ観に行くといつも感じることだけど)同じフレーズを弾いている時でも、音楽が一刻一刻と姿を変えていく。停滞とは無縁。演奏後に「なんでー?なんでー?」と聴いて、えりかさんの言葉で答えをもらう。

 あんなに込み入った凄い演奏だから、さぞかし楽譜も複雑なんだろうなぁ、と思って見せてもらうも指定の拍子が何個かと一、二個の音符しか書いていない。理解が追いつかず、脳が「パーンッ」となった。

2024.6.27(木)

「神田SLIGHTでDJ」

 仕事の引き継ぎで終日同行者あり。他人と働きたくないが故にこんな仕事をしているので、今回は話が通じる方で良かった。原付二台で北区を上へ下へと爆走す。

 夜。神田SLIGHTまで中央線で向かう。手元にはレコード。今日も今日とてビバップ/ハードバップ満載。レコードバッグはディスクユニオンの紙袋。大量に買った時に二枚重ねしてくれたやつ。これが最強過ぎて、なかなかピンとくるレコードバッグが見つからない。

 はじめましてのお二人とご一緒。本日のイベントはビバップ/ハードバップ祭りなので、どの曲も馴染み深いものばかり。知っている曲が神田SLIGHTの良いスピーカーから流れる度に心がワクワクと跳ね回る。

 遊びに来てくれていた某DJ(トランペッターとしては大先輩)氏から七月のラテンイベントのフライヤーを頂く。カッコイイ…。

 DJのお二人はトランペットとトロンボーンということで、一つの場に金管奏者が四人も集合しているという奇跡まで。おまけにバーテンダーさんはホルンを演っていたという。

「いや~バップってホント良いものですね。それではさよならさよならさよなら」って感じの最高のイベントでした。


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