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喇叭亭馬龍丑。日記「野菜(隠語ではなく)」「エレクトリックえりかさん(エレクトリック・マイルスみたいな発音で)」4/28(日)〜4/29(月)

2024.28(日)

「野菜(隠語ではなく)」

 ほぼ夏、と言っても過言ではない日。終日、Tシャツで過ごす。

 夜。まいばすけっとまでカット野菜を買いに行く。パプリカとかほうれん草など何種類かの生野菜パッケージング商品。最近、ハマっていてよく食べている。野菜、大事。三十九年目にして気付いた人生の真実。

2024.4.29(月)

「エレクトリックえりかさん(エレクトリック・マイルス的な発音で)」

 早稲田リネンへ。佐藤えりかさんの「宇宙の大きな顔」を観に。今回はエレクトリックえりかさん(エレクトリック・マイルスみたいな)。

 VRライブペイント&インプロヴィゼーション。轟音の演奏の中、両手を振り回しながら仮想空間に描いた絵がリアルタイムでプロジェクターに投影されていく。それに絡むダンサーの舞い。一つの形態をとった図絵は画面に焼きつけられ、更にその上から色が重ねられていく。

 2ndセットの冒頭で、鏡のように反転するペイントモードによって描き出され始めた、生命の器たる骨盤のような、いやMRIによる脳断面画像のような、いやいや古代宗教のシンボルのような…、陰陽太極図のような、エヴァでお馴染みカバラの生命の樹のような…(多分、事前に決めて描いている訳じゃないと思うので)その集合無意識の奥底から顕れた図柄が美しい。

 その周りを小鳥が飛び、墨汁風味の線で姿を顕す龍のような生き物。…何だこれ。神話の世界にも似た、原初の地球を眺めているような気分だ。

 仄暗い森の奥で行われる、えりかさんを巫女に据えた儀式をこっそり覗いているような神秘体験。

 それが「宇宙の大きな顔」によるVRライブペイント&インプロヴィゼーションを初体験したトータルの感想である。

*

 早稲田リネン帰りに耳キーンとしたのは初めて。まるでハードコア箱たる初台WALL帰りみたいだぜ。














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