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喇叭亭馬龍丑。日記「息しかないのだから」「基礎練を二周」8/18(日)〜8/19(月)

2024.8.18(日)

「息しかないのだから」

【プロとアマの違いは「ブレス」の仕方、どれだけ伸ばして一瞬で吸えるか】

 アーバンの最初のロングトーンのページにそう書いてある。かつての俺が書いたものらしい。

 多分、トランペットを始めて一ヶ月も経たないうちに、音の出し方を教えてくれたクラシック畑のトランペッターの方に「プロとアマチュアって何が違うんすかね?」と聞いた答えをメモしたものと思われる。記憶が曖昧だが、俺なら聞きかねない自信がある。

 何を演ろうとも「息しかない」、とは吹いてて最近よく思う。そもそも息を吹き込まなければ始まらないのだけれど。

*

 ロングトーンやっている時ならず、近頃は吹いている息の形に気を配るようにしている。勿論、息は目に見えない。それにブラックボックスたる管の中での出来事だ。想像する他ない。

 ラッパ吹きが「息の形が見える」なんて言い出した日には、鍼灸師が「私、気の流れが見えます!経絡触れます!ツボが鍼を求めています!」と言い出すあの末期症状と同等だ。科学的根拠なき世界のあとは地獄のスピ街道を辿るしかない。

 でも、良い状態の音/望む音の時はどんな形をしていて、逆にとっ散らかっている時はどんな形状になってしまっているのかを想像してみることは悪くないんじゃないか、と。唇の形からの息の形を。

 最近はブレス直後の音が大きくなってしまう。課題だ。吸った勢いのまま吹くなんて三歳児レベル、早く脱却したい。めっちゃ吸い込んでから、ピアニッシモとかキメてやりたい。

2024.8.19(月)

「基礎練を二周」

 最近は基礎練を二周するのがフェイバリットである。ロングトーン、スケール、エチュードからなる、一周して約一時間程度の基礎練を曲練習の前後にやっている。

 基礎練

 ↓

 ビッグバンド課題曲

 セッション用スタンダード曲

 ソロ用の曲

 ↓

 基礎練

 みたいな流れだ。二回目の基礎練の時にはもうだいぶ唇ガッスガスなのだが、その状態でも難なく楽に吹けるようになりたい。

 合間の外仕事の移動中はマウスピースバズィング、真夜中は極小さな音でロングトーン。

 これだけやっても上手くならないのだから、マジで音楽の神様に嫌われているとしか思えない。


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