喇叭亭馬龍丑。日記「迷走するうどん屋にて」5/22(水)
2024.5.22(水)
「迷走するうどん屋」
ヤバ芝氏、来たる。蕎麦屋に行くも大混雑の為、移動。味は美味いが全てが雑、でお馴染みのうどん屋へ。
このうどん屋、迷走するうどん屋で有名だ。初めは純さぬきうどん屋として開業し、コロナ禍でテイクアウト専門になり、しばらく休業の果てに、コロナが明ければ夕方からの飲み屋スタイルへと舵を切り、ようやくまた最近ランチ営業を復活させた。
なので数年ぶりの来訪。以前は汚ったない男性二人がやっていたストロングスタイルの店だったのだが、今回は男性と(その奥様なのかな?)女性の二人で切り盛りしている。接客が異様に丁寧になっている。怖い。逆に怖い。
数年前は券売機で食券を買うシステムだったのだが、その券売機は隅でカバーを掛けられ、口頭注文。どした?新札対応渋り、か?
うどんと鶏天を注文。ここの鶏天、最高に美味い。原材料費高騰のせいか、一回り小さくなってしまったが、相変わらず美味い。テーブル上の塩が撤去されていた為、泣く泣く醤油で食らう。
ヤバ芝氏曰く、「酒の品揃え良い」し、味も良いのに、(おまけに競合店が近くに存在しないのにもかかわらず)いまいちハネないのは、店内に漂う雑さ故なのか。なんとも勿体なくも歯がゆいうどん屋である。
雑さの一端としては…。
・冷水機が何故か横を向いていて、横向くだけならまだしも酒の注水機の方を向いてしまっている為にスペースが極端に狭く、異常に注ぎにくい。(何故、そっちに向けた?)
・備品置き場として造られた棚に目隠し布が貼られているのだが、上2/3に貼られているが故に、トイレットペーパーやらボックスティッシュやらウィスキーやら隠したいと思われるものが丸見え。(布の意味!)
・近くの小学校の子どもたちの描いた絵と手紙が縦横無尽かつ乱雑に貼られている。(いや、素敵よ。でも店の内装と合ってなくてさ…貼り方考えてくれよ…逆に絵が可哀想だよ)
・機械麺と手打ち麺の差額が凄い。(そんなに?昔なら煙草一箱買えちゃうよ?)
・昼間なのに妙に薄暗い(お洒落な暗さ、ではない)
・お盆、汚ったない
等々、書き出せばきりがない。
もしも、こうやってツッコミを入れながらうどんを喰らうことがこの店のコンセプトなのだとしたら、我々はその術中に見事ハマってしまっているのかもしれない。
味は美味い!ホントだぜ?丁寧な奥様と子どもの為にも頑張れ店主。