私小説「”骨髄移植”経緯」~21~
「GVHD(ドナーの免疫細胞が私の体を攻撃すること)の症状の一つだと思われます。」
先週24日火曜日、シャワーを浴びてたら、体の全面と鼠径部におびただしい量の小さな赤斑が。主治医の指示で再び皮膚科を受診し、原因が判明。眠る前に飲むかゆみ止めの量が多すぎ腎臓に負担がかかりそうだということが翌々日の血液検査でわかり、半分の量に。副作用で服用後ぼーっとすることがあるということで、眠る直前に飲むことになりました。併せてかゆみ止めのステロイド点滴。これは強い薬なので毎日の体重変化と血液検査の結果を見ながら点滴液の濃度を決めます。これほど神経質に投与量を決めるのは、できるだけ早く血液に自分の体だと認識させ、慢性になって後々まで症状を引きずることにならないようにするためです。
カロリー点滴が半分のカロリー量のものに替わったのが功を奏したのか、食欲はほぼ回復。主治医から「血糖値が下がりきらないまま次の食事をとることのないように、食間の間食は控えるように」との注意まで受けました。確かに夕方になると何か食べたくなるんです。
でも我慢して夕食を完食しています。味覚もほぼ戻ったので、味の違和感で食べたくないということがなくなったのもあります。
GVHDのお陰で外泊は1週間以上延期、つまり退院も今月中にできればいいほうだと思います。しかしながら皆さんからいただく暖かい光と力強い声援を受け、体も元気づけられています。
ありがとうございます。