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私小説「”骨髄移植”経緯」~24~

24.「長い間本当にお疲れ様でした。」
昨日18時20分、看護師さんが落とし切りの点滴終了時に発した言葉。7月23日の点滴管挿入以来、ずっとお世話になってきた点滴台29番。これでお役御免です。つまり、昨夜から一切の点滴から解放されました。もちろん今日も点滴はありません。ベッドを横断するときも、体の回転運動するときも、もうチューブのことを気にすることなく自由に体を動かすことができます。最後に残っていたのは電解質点滴、と言っても水分補給と若干のミネラル補給が目的だったので、その分口から水分を取らなくてはなりません。指示されたのは1日1.5リットル。内服薬の効果を持続し、かつ腎機能を損なわないためにはそのくらいが必要とのこと。朝起きてと午後にマグカップ1杯ずつのコーヒー、毎食時に小さなペットボトル1本分のお茶。これで1リットル。あと合間合間に500ml。分解して考えると、そう無理な量ではありません。実際今週頭から実践し、今のところ何とかクリアーし続けてます。
昨日1階の売店に行くのに、9階から階段で降りてみました。買い物終わって9階でエレベーター降りた時、ふくらはぎと膝が小刻みに震えているのに気が付きました。部屋に戻るとそれが強くなり、結局今日までこわっています。でも甘えてはいれないので、階段を6回まで往復、筋トレを少し。来週末には外泊の許しが出そうなので、それまでには家で過ごせる体力を回復しておかないと。
ものすごい台風がやってきています。ここから荒津大橋越しに見える博多湾も白い波頭が立ち、結構になったと思われるフェリーが入ってきました。

東海・関東ほか台風の影響がありそうなところにお住いの皆様、くれぐれもご用心ください。