「か」 緩急
さて、今回は「か」ということで
ご応募いただいた「か」たちの中から
五十音note実行委員会(通称GNJ)が
厳選なる協議の上、選んだことばは
緩急です。
という事で、今回は「緩急」をテーマに
書いていこうと思います。
ところで、みなさん。
「緩急走」ってご存知ですか??
わたしも今回のテーマである
「緩急」について調べていたら
偶然にもその存在を知ったのですが
「緩急走」とは、ゆるスポーツの一つなんです。
このゆるスポーツ、他にも
めちゃくちゃ楽しそうなのがたくさんあって
特にわたしがやってみたいなぁって思ったのが
ブラックホールに見たてた穴が空いたラケットを使う
「ブラックホール卓球」と
激しく動かすと大声で泣き出す特殊なボールを使った
「ベビーバスケット」は
腹がよじれるほど笑えそうな気配を醸し出してて
絶対、楽しいの間違いないって感じです。
そもそも、ゆるスポーツは
スポーツ弱者を、世界からなくす。
を掲げてる世界ゆるスポーツ協会が
年齢・性別・運動神経に関わらず誰もが楽しめる
新スポーツとして創りだしたものらしいです。
わたしも子供の頃、デブだったので
ほんとにスポーツが苦手でした。
わたしにとって学校の体育の時間は
サッカーやバスケなんてやろうもんなら
「わたしにボールなんてパスしてこないでよ。」
と念じ続けた、ご祈祷の時間でした。
ボールなんてまわってきてミスしようもんなら
まぁ、居た堪れなくなりますから·····。
わたしの中ではスポーツは勝負事ってイメージが強く
運動音痴のわたしが出る幕ではなかったし
スポーツは楽しめる代物ではないって事を
学生生活の中で痛いほど思い知らされたので
大人になった今でも、ほとんどスポーツには
馴染みがないです。
一方で、スポーツは楽しむものという概念も
あるはずであろうに、何となくそれがなおざりに
なってしまっているような気がします。
勿論、勝負事や競う事も必要だと思うけど
それは能力のある方たちにとってであって
わたしのようなスポーツ庶民にとっては
負け戦とわかっていながらも神経すり減らして
果敢に挑まなければならなかったんですもの
そりゃ、より一層、苦手にもなるわけですよ·····。
苦手意識をつけさせない事って
割と大事なことだと思うんですよね。
子供なら特に尚のこと苦手なものを
率先して取り組むことって
そうそうできる事ではないじゃないですか。
皆、楽しいことをやりたいって思うのが常なわけで。
それが、
「わたしは太ってるから·····。」
「わたしは足が遅いから·····。」
って事で苦手意識を持たせずに
能力や体格に関わらず
誰しもが楽しさや勝つ喜びを経験できれば
スポーツの取っ掛りになるような気がします。
未来ある子供たちには
一つでも多く選択肢を用意してあげること。
それってやっぱり、わたしたち大人の役割だと
思うんですよね。
最初は些細な楽しさや喜びかもしれないけど
楽しいや好きが根底にあれば
いずれ才能を開花させる子供たちだって
なかには居るかもしれない。
その可能性をなくさないためにも
この、ゆるスポーツをきっかけに
スポーツの間口が広がって皆がもっと
スポーツを楽しめるようになればよいなぁと
運動音痴でスポーツとは無縁の
ホモのわたしが願うのでした。