12月6日 トレーニングマッチ 考察
◯トレーニングマッチ の相手について
低学年13、14年代チームの練習試合相手は、中国大連市の中でも1、2位を争うチームのBチームとの試合だった。
このチームは前回1ヶ月ほど前に開かれた大会でも対戦した。その大会ではAチームに3−13で敗戦、Bチームに1−3で敗戦した。Aチームとはグループリーグで対戦し、Bチームとは3位をかけた状況での対戦であった。
元々小学校としても有名な学校であったが、企業から莫大な投資を受けて少年サッカーの強化に取り組んでいる学校である。
◯トレーニングマッチ の内容
結果 (5人制 1試合10分)
1本目 5−1
2本目 0−2
3本目 0−3
4本目 1−1
5本目 1−1
6本目 1−1
7本目 3−0
流動的に変化はするが基本の相手のフォーメーションは1−3−1で、私達も同じ1−3−1であった。
試合の全体的な流れは、相手は後ろからボールを繋いでゴールへ迫ろうとして、私達は前からプレッシャーを掛けてボールを奪ったら一気にゴールへ攻撃するといったものである。
私達のコンセプトは『走力で相手を制圧する』というものである。なので試合前にはプレッシャーの掛け方とフィニッシュの確認をした。
前回対戦した時から、私達のCBと相手のFWが1対1になっていてもキーパーから直接FWへボールは入れてこないということがわかっていたのでかなり前気味にプレッシングをかけた。
キーパーからCBへパスが入ったら縦パスを出させないようにプレッシャーをかけて、そのままキーパーにリターンしたらそのまま2度追いする。
そして、キーパーからサイドの選手にボールが出たところを奪い、フィニッシュへ行くというものだった。
サイドでボールを奪う形のプレッシングなので、相手の逃げるスペースも少なくボールを奪う回数も多かった。もし相手にひっくり返されても一気にピンチにはなりにくい。
しかし、その分ボール奪う瞬間ギリギリで相手に粘られてサイドラインの外へ逃げられたり、ボールを奪っても一気にフィニッシュとはいかず、ボールを運ぶかクロスを入れるという過程がほとんどの場面で必要であった。
◯低学年13、14年代チームの改善点
改善点、1つ目は上記にある通りボールを奪ってからフィニッシュまでどのようにいくかということが一つ挙げられる。プレッシングをかけて相手を混乱させて、ボールを奪うことは成功できた。
その後、どのようにすれば素早く相手が戻る前にフィニッシュまで辿り着けるか。
私達はゴールを相手より多く決めたのだが、私達のチームのFWの選手(テコンドーを習っている)がイブラヒモビッチが決めるようなスーパーボレーを何点も決めたからというのが大きかった。
個人の能力で決めるゴールも素晴らしい。しかし、チームとしても相手が帰陣する前にフィニッシュまで行く術を磨き続けなければならないと感じた試合だった。
改善点2つ目は、私達のゴールの近くでゴールを守り、ボールを奪った後の攻撃である。相手の陣地に大きくスペースが残されている時に私達は、そのスペースをなかなか生かす事ができなかった。
一つのあった状況として、ボールを奪って、FWがスペースへ動き出す。ここまではいいのだが相手のことを一気に感知できずにそのまま相手にパスを出してしまい2次攻撃を受けるといった形。
FWもスペースが見えていて、ボールホルダーもFWの動きを感知できているのだが、目の前の相手やFWが動いてことによってできたスペースまでは感知できていない。
色々な解決方法と思うのだが、ボールを奪った瞬間に一気に逆サイドの選手が前のスペースに飛び出して、そのままフィニッシュに行くか、FWへクロスを入れるかが時間がかからずゴールまでいける。
味方、相手、スペース、ゴールなど感知しなければならないものを増やしていかなければならない。特にスペースを感知できるようにトレーニングしなければならないと強く感じた。
◯まとめ
この日の試合、選手達は今までで1番くらい頑張っていた。相手がとても良いチームだったのでそれに引っ張られるようにどの子も全力で戦っていた。
最近では、休憩してベンチにいる子(もちろんどの子もプレー時間は同じ)も味方のプレーを見て応援したり励ましたりする子が多くなってきた。
元気すぎてやんちゃ盛りの子ばっかりだがサッカーを見ることや応援することも少しずつ好きになってくれたらと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?