性と生を考える仲間との出会い①「マイノリティ」である自分自身に向き合う
27歳になった頃、性的マイノリティの当事者など様々な人が集まり、性と生について考える会合に足を運びました。今から13年ほど前のことです。女性として生まれ、育ち、しかし自分の心が男性であることに気づき、悩み、苦しみながら、性別適合手術を目標に、男性ホルモンの注射を始めたころでした。
中学、高校と進んで、身体と心の性の違和感に気づいたころから、そして、自分の恋愛の対象が男性ではなく女性だと気づいたころから、それまでおよそ10年間、性的マイノリティの当事者が参加する会合などには参