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大学院に入る過去の自分に伝えたいこと

2019年度に自大学の大学院に入学。
院に進もうと思ったのは、よくある理由の
「学位が欲しいから」
「親に勧められたから」

4年オーバーして先日遂に修了し学位を取得!

実際に大学院生をやって分かったこと。

まず、「研究したい!」という熱意があったり、自分で研究テーマを考えたり組み立てられる人は、自分で出来るから多分どんな院に入学しても何とかなるんだと思う。

ただ、私みたいな理由で入学した人は、
卒業できるまでの大変さは
「指導医」と「既に構築されてる研究体制」
で9割が決まる!と本気で思った。

“指導医”
直属の上司や教授、全員に当てはまることだけれど、やっぱり基礎をやったことがない指導医が院生に基礎で学位を取らせようとするのは無理がある。
基礎の大変さとか、必要な時間とか、そもそも論理的な考え方は、基礎の経験の有無ですごい変わると思う。
臨床研究で学位取得を目指すなら関係ないと思うけれどね。

“研究体制”
教室内で既に先輩がやってる研究の一部を引き継いだりなぞってやる場合、ベースが出来てるから条件検討とかは不要だし、ゼロからやるのに比べたら、より新たな知見は出やすいと思う。
あとは、自分が臨床をやっている間進めてくれる助手さんがいたりとか。

正直、大学院を考えている人はその辺りをしっかり検討した上で入るか決めて欲しい。
院内の研究室はダメそうだけど、大学院に入りたいなら国内留学とかもアリだなぁ、と思った。

私は適当に入ってしまったので、
茨の道が始まり、その間に妊娠出産育休、子育てしながらの研究になったのではちゃめちゃ生活になった。
幸い、憐んでくれた上司に助けてもらいながら何とか卒業にこぎつけた。

あとは自分に与えられた研究テーマにもだいぶ左右されるよね。臨床研究とかPC上でできる解析メインならもちろん大変だけど、子育てと並行でもまだやりやすいと思う。
私はマウスを扱う実験だったので、臨月中もマウスを解剖、子が産まれた後は、子育てしながらマウスの実験を予定に組み込んだ。
ここで問題になったのが、お子の体調悪化問題。
マウスを刺激する日に子供が熱を出したりなんかしたらもう悲劇😱
(出来なかったらその実験自体がポシャる)

親や夫のサポートがあればまだ良いけど私はほとんど望めなかったから、
締め切りが迫っている状況で実験を進めないと無理だった時は夜中に大学に来てやるしかなかった。


この大変さは産前はそこまで考えなかったなあ…。

これは一例だけど、
大学院生がママになると、多分想像以上に大変だった、って話でした。

在学中の話はまた今度書こうかな。

読んでいただきありがとうございました。

*たるたる*

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