動機付けに役立つ考え方・理論
(1)マズローの「欲求段階説」
人間の欲求を5段階に構造化して、下位の欲求を満たすとその上の欲求を満たすように行動すると考えられています。この人間に共通する欲求を理解することで、働く人のモチベーションを考えるのに役立ちます。
(引用元:https://ferret-plus.com/5369)
(2)ハーズバーグの「2要因理論」
満足を引き起こす「動機づけ要因」と、不満を引き起こす「衛生要因」が存在し、2つの関係性はすくないとされています。
職場では衛生要因に働きかけて不満足要因を取り除くよりも、動機づけ要因に積極的にアプローチする事の方が重要とされています。
【動機づけ要因】 【衛生要因】
・興味のある仕事 ・賃金、労働時間など労働条件
・目標の魅力 ・施設や福利厚生の充実
・成長感や達成感のある昇進 ・職場の雰囲気
・責任と権限の付与 ・人間関係やコミュニケーション
・職務拡大や職務充実 ・社員旅行や飲み会
(3)XY理論
人間観と動機づけにかかわる理論です。人間の行動は対照的なX理論とY理論に分類できるという考え方です。成熟度やその時の課題、職場や職種の性質により、X理論・Y理論の有効性が異なると考えられています。
【X理論】
平均的な人間は「仕事嫌い」「強制や統制、命令、懲罰がないと動かない」「怠け者」「命令を好み責任を回避する」「待望を抱かず安全安定を望む」
【利点と欠点】
・飴と鞭の対応が有効
・発展途上国では有効
・X理論を継続したマネ地面との副作用(ゴーレム効果)が生じる
※ゴーレム効果
人は期待されなかったり、悪い印象を持って接したりされると、実際の誠也や成績も上がらない傾向があるとされ、その人物は命令や強制がなければ動かなくなるという状況が生まれる。
【Y]理論】
平均的な人間は「生まれつき仕事が嫌いではない」「打ち込むものには自己管理。自己統制を発揮する」「自己実現を求める」「責任も引き受ける」
【利点と欠点】
・マズローの精神的欲求(社会的欲求や自己実現のような高次欲求)を比較てき多く持つ
・ピグマリオン効果が生じる
※ピグマリオン効果
人は期待された通りの成果や成績を出す傾向があるとされます。上司が部下に期待する事によって、部下はその期待に応えようとするという効果のこと。
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