小樽の建物を建てよう。勿論、ゲームでw
こんにちは。仕事が詰まってくると、別の事に逃避したくなりますね。今の私がまさにそれ。困ったものです。。。
これまで「ドラゴンクエストビルダーズ2」を利用して、スーパーロボットにまつわる再現建築、再現動画を作る道程を#オタ神建築としてご紹介してきました。私にはもうひとつのテーマで取り組んでいる作例がございます。#小樽の建物 として、Twitterで時折掲載しておりますが、小樽にある歴史的建造物をはじめとした、たくさんの魅力的な建築物も再現したら面白いのではないか?ある時、衝動的に建物を作り始めたのをきっかけに、このシリーズも自分にとって身近なものから作例を増やしていきたいと思っています。
最初のインパクトはステンドグラス
ある日、友人と小樽にあるステンドグラス美術館に行きました。実は私個人はこちらにお邪魔するのは2回目で、前回もすごくきれいだな、という印象を持っておりました。ただ、綺麗だな、すごいな、という印象以上の物は持っておりませんでした。
不思議なもので同行者が変わると、着目点が変わるものですね。(2回目だったからなのかもしれませんが)ステンドグラスに描かれた聖人のもちものや描かれた言葉、モチーフなど、深く勉強すれば、ここには歴史的に構築されてきた約束事や意味合い、表現が隠されているんだろうな、ということも感じ取れました。大変感銘を受けて美術館を後にしたのですが、現金なものでそうした大きな感動が収まってくると、頭に浮かんできたことがあります。
「待てよ。ドラクエビルダーズのアイテムでステンドグラスが2種類あったな。。。」
この頃には既にこのゲームをやり始めていまして、マジンガーZなども作り始めていた時期でした。一方でゲーム内で見ることができる他のプレイヤーの素晴らしい建築物の作例を見るたびに「俺はこんなすごいのは作れないなぁ。ゼロからは思いつかないもの。」という感想を抱いておりました。
次第にピントが合うような感覚で「そうだ、ステキなものをパクればいいんだ。(←言葉が悪い)そこに必然性があれば、意味が出てくるはず。小樽に住んでるんだから、小樽の物を作っていこう。」という考えに至ったのです。
小樽市指定歴史的建造物https://www.city.otaru.lg.jp/simin/gakushu_sports/kenzo/
リンクを貼ってみましたが、かなりの数のステキな建物がございます。とは言え、まずは強い印象を受けたステンドグラス美術館を作っていこう!ということで、手を動かし始めたわけです。
取り掛かってはみたけれど
ステンドグラス美術館は、ありがたいことにフラッシュをたきさえしなければ、写真撮影がOK、という事でしたので、写真を撮りまくっておりました。帰宅後、記憶と写真を元にゲーム内でブロックのくみ上げを開始したのですが、やはりステキなものを撮っておこう、という写真の撮り方と、建物を再現しよう、という時の撮影の仕方は、もう全くちがうな、と思い知りました。とにかく細かいところがわからない。置かれているものの位置関係、サイズ感を正確に把握する事が難しい。ゲーム内の仮想空間とは言え、辻褄が合わないものは成立しない訳です。ゲームの限界もあるので多少のデフォルメは避けられないところですが、大事なことはパッと見て同じ印象を受けるか、というところかと思っています。ですが、それを実現するためにも、置いてあるものの位置やサイズ、それぞれの因果関係などをある程度正確に写し取らないと「おなじだ!」とはならないように感じています。
そういう意図に基づいて現場の写真を撮っていますと、ステンドグラスに背を向けて、壁や床や扉を撮影している怪しい人物が出来上がってきますw(幸い、空いていたからよかった。。。)
比較してみたらこんな感じ
ステンドグラスが定型なのはゲームの限界とご容赦頂きたい。もっと撮影アングルを厳密に合わせるとよいとも思いますが、こうして比較した時に位置関係、サイズ感が見た目の印象に大きく寄与していることもお分かりいただけるかと思います。
こうして組み上げていったときに、色々な辻褄がぴたっ、ぴたっと合ってきたときの快感はなかなか得難いものがございますw
例えば一つの部屋を作成して行くとき、壁の内3面を作り上げて、最後の一面を作る時には、もう色々な配置が定まっているために、自由にものを置く余地が無くなってくるものです。そんな中で仕上に向けて物を配置した時に、必要なスペースに必要なものがピタッと納まっていく。窓ガラスの枚数などが、ゲーム内で組み上げて行ったときに、横に6枚入るな、という状況が残った時に、実物の写真を見たらきっちり6枚だった。などということが意外とたくさん起こります。これがうれしいんですよね。
展開をどうしたものか・・・
ゲーム内では、こうして作成したものをインターネットを通じて、他のプレイヤーに公開する事ができます。実際、一部公開している建物も既にございます。
ただ、”小樽の建物”という枠組みである程度の数がまとまってきたときに、ゲーム内以外で見てもらって、体感してもらう、という方法がどうにかして取れないか?そこにどういう意義を見出すのか?というところでまだまだすっきりした落としどころを見つけられないでいます。平たく言うと、「なんかの役に立たないかな?」ということです。この辺りはもう少し作例を増やしつつ、考えていきたいと思っています。
今後もこちらのシリーズの作例や進行状況、作成にあたってのドタバタも書いていきたいなと思っています。よろしくおねがいしますー。