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加速するお掃除熱

私は面倒くさがり。面倒くさがりゆえ、掃除は細めにする様になった。


溜まりに溜まった汚れを一気にグワーッと綺麗にするのは非常にスッキリサッパリするが、

やる気スイッチを入れてエンジンがかかるまでに相当なエネルギーを要する。

スイッチを入れるまでの時点でもう面倒くさい事この上なくなってしまうので、

そのハードルを下げるべく、なるべく汚れを溜めない努力を始めた。


掃除する事自体は全く苦ではない。

汚れた箇所が綺麗になっていく過程は気持ちよく、掃除が終われば達成感を得られる。

環境が整うと心身ともにしゃんとして、清々しい。気持ち良い。

そう。「やらなくちゃ」が嫌なのだ。あの後ろから追い立て立てられる感じ。


だがしかし、現在の我が家は否応なく常に特に床を綺麗に保つことが必須になっている。

なぜなら、成長著しい我が子が小さい埃やら、糸くずやら、乾燥した米粒やらを

つまんでは口に運び、モグモグしてしまうから。


ついこの前まで「掴む」だけだったのに、いつの間にか「摘む」ことが出来る様になっていた。

子の成長は喜ばしい。しかしそれは新たな悩みの種の発芽を意味する。

もう毎日毎日、青息吐息なのだけどきっと嬉しい悩みなのだろう。

そう思うことにして、私は今日も床掃除に精を出す。