見出し画像

仕手株の常連銘柄ランキングと見分け方を徹底解説

仕手株とは株価が意図的に操作されている可能性のある銘柄のことです。

仕手株を仕掛けている投資家、投資家集団のことを仕手筋と言ったりします。

仕手株は意図的に株価が吊り上げられ、仕手筋の利確と共に株価が急落するといった特徴があります。

値動きが激しく損失のリスクが高い一方で、上手く仕手株に乗ることができれば効率的に稼げるとメリットもあるんですね。

仕手株投資で重要なのは、仕手株の特徴を理解し見分け方を把握すること。

今回は仕手株疑惑のある銘柄トップ10を紹介すると共に、仕手株の見分け方や仕手化する流れなどを紹介していきます。

>>300万円を3か月で2300万円まで増やした至極の投資ノウハウ



仕手株常連銘柄

一部の投資家から常に仕手株扱いされるような仕手株の常連銘柄が存在します。

ここでは仕手株疑惑のある銘柄トップ10を紹介していきますね。

1.アンジェス(4563)

時価総額:142億円
株価:52円
事業概要:遺伝子医薬品や難病治療薬等を開発、販売
業種分類:医薬品
市場名:東証グロース
出来高:1,038,400



2.メタプラネット(3350)

時価総額:977億円
株価:2693円
事業概要:ビットコイン・不動産・事業投資会社
業種分類:卸売業
市場名:東証スタンダード
出来高:4,859,200


3.ピクセルカンパニーズ(2743)

時価総額:77.8億円
株価:84円
事業概要:金融向けシステム開発
業種分類:卸売業
市場名:東証スタンダード
出来高:8,015,400


4.リミックスポイント(3825)

時価総額:503億円
株価:410円
事業概要:経済、環境、社会に関わるエネルギー問題の各ソリューション提供
業種分類:小売り業
市場名:東証スタンダード
出来高:14,293,100


5.マツモト

時価総額:10.0億円
株価:874円
事業概要:創業90年以上の歴史を誇る老舗印刷会社
業種分類:その他製品
市場名:東証スタンダード
出来高:5,000


6.フィスコ(3807)

時価総額:90.9億円
株価:198円
事業概要:金融に関する情報配信サービス、投資銀行事業
業種分類:情報・通信業
市場名:東証スタンダード
出来高:40,346,600


7.アースインフィニティ(7692)

時価総額:96.9億円
株価:88円
事業概要:電気・ガスの小売り
業種分類:電気・ガス
市場名:東証スタンダード
出来高:446,500


8.データセクション

時価総額:977億円
株価:2693円
事業概要:ビットコイン・不動産・事業投資会社
業種分類:卸売業
市場名:東証スタンダード
出来高:4,859,200


9.セルシード(7776)

時価総額:167億円
株価:482円
事業概要:細胞シート再生医療、再生医療支援
業種分類:精密機器
市場名:東証スタンダード
出来高:613,900


10.グローバルウェイ(3936)

時価総額:41.5億円
株価:114円
事業概要:就職・転職口コミサイトの運営
業種分類:情報・通信業
市場名:東証グロース
出来高:4,859,200


以上仕手株疑惑のあるトップ10銘柄を紹介しました。

どの銘柄も値動きは激しいものの、上手く利用できれば稼げる可能性があるのはたしかです。

ただし、重要なのは仕手化する前の銘柄を正確に見定めること。

その点で言うと、仕手株に限らず有望銘柄の選び方を教えてくれる個人投資家を頼るのもアリです。

中には「億を稼いだ銘柄選びの極意を公開する投資家」もいますし、その銘柄選びの方法を実践し300万円の元手を2300万円まで増やした方もいます。

有益な情報が気軽に手に入るようになった今、株で稼ぐハードルは間違いなく下がってきています。


仕手株常連の特徴と見分け方

前項で仕手株疑惑のある銘柄トップ10を紹介しましたが、仕手株を疑われる銘柄にはいくつか共通点があります

仕手株常連銘柄の共通点にフォーカスすれば、自ずと見分け方も見えてくるでしょう。

先に申し上げておくと、仕手株になりやすい銘柄は基本的にボロ株、低位株などと呼ばれるような株価や時価総額の低い銘柄です。

1. 低流動性の銘柄

仕手筋は流動性が低い銘柄を選ぶことで、少量の資金でも株価を動かしやすくなります

たとえば、取引量が少ない銘柄に仕手筋が集中的に買いを入れると、株価は急激に上昇するわけですね。

その結果、注目度が上がり一般投資家が買い始めるとさらに株価が上昇します。

一方で流動性が低いため、仕手筋が利確し売り抜ける際には急落を起こしやすいという特徴があります。

実際のチャートで見ると、下のような急騰後に急落し元の株価に戻るような動きが確認できるケースが多いですね。


2. 時価総額が小さい銘柄

低流動性の銘柄に通ずる部分もありますが、取引量が少ない銘柄は時価総額が低い傾向にあります。

仕手筋にとっては、少額の資金でも価格を大幅に操作できる点が魅力です。

たとえば、時価総額10億円以下の企業では、大口の買い注文が入るだけで
株価がストップ高に達することがあります。

また、時価総額が小さい企業は一般的に注目度が低いため、仕手が目立ちにくい特徴もあります。

仕手筋としても、大々的に仕手をするわけにもいきませんからね。

3. 注目されにくい業種や銘柄

仕手筋が狙うのは投資家の注目度が低く、情報が少ない銘柄です。

業績が低迷している企業や、ニッチな業種の株が狙われることが多いですね。

たとえば、新興市場の銘柄や、地味な事業を展開する中小企業の株などが挙げられます。

これにより、市場での話題にならず、仕手筋の活動が外部に知られにくくなります。

4. 仕手筋の集中的な買い

仕手筋は計画的に大量の買い注文を入れることで、株価を段階的に引き上げます。

これを「仕手筋の買い上がり」とも呼びます。

一般投資家が「上昇トレンド」と判断して買いを入れるように仕向けることが目的です。

また、株価上昇に伴い、ニュースやSNSで話題が広がり、さらなる買いが呼び込まれます。

その結果、仕手筋は価格が高騰したところで持ち株を売り抜け、大きな利益を得ます。

5. 派手なニュースや材料の発表

仕手株では、企業が突然ポジティブなニュースを発表することがあります。

たとえば、新製品の発売、事業提携、大型契約の締結、業績予想の上方修正など。

これにより投資家の関心を引き、株価をさらに上昇させる狙いがあります。

ただし、これらのニュースの多くは実質的な業績改善にはつながらない場合が多く、短期的な期待感による株価上昇に終わることがほとんどです。

6. SNSや掲示板での話題性

仕手筋は、株価操作の一環としてSNSや掲示板を活用します。

「この銘柄は急騰する」「まだ上昇余地がある」など、ポジティブな情報を流布して、一般投資家を引き込もうとします。

このような煽り投稿が増えた銘柄には注意が必要です。

最近だと「ウルフ村田」や「トンピン(山田亨)」などがSNSで買い煽りを行っており、危険人物として認識する投資家も増えています

ちなみにトンピン(山田亨)はニチダイ(6467)の相場操縦を行った疑いで有罪判決を受けた過去があるんですね。

また、ウルフ村田に関しても過去に「アンジェス事件」というものを起こしています。

事の発端はTwitter(現:X)でウルフ村田が「買い煽り」をしたこと。

ウルフ村田の発言に乗った人たちがアンジェスの株を購入したことで、みるみる高騰しました。

しかし、その高騰は長続きせず再び株価低迷。

利確タイミングを逃した方の中には、損失を被ってしまった方もいるようです。

7. 業績やファンダメンタルズが伴わない

仕手株の多くは、実際の業績や事業内容とは無関係に株価が上昇します。

企業の業績改善が伴っていない場合、株価の上昇は一時的な投機に過ぎません。

これは、株価が元の水準に戻るリスクが高いことを意味します。

そのため仕手株に投資する際には、冷静にファンダメンタルズを確認することが重要です。

仕手株になる流れ

銘柄が仕手化させるため、仕手筋は3つの段階を踏んで相場を操ります。

1.玉集め
仕手筋は玉集めの段階で対象の銘柄を少しずつ買い集めます

この時期に仕手化させるための仕込みをするイメージですね。

2.玉転がし
玉転がしは本格的に買いを入れ、株価を吊り上げる段階です。

株価が吊り上がることで投資家からの注目を集め、さらに買いを誘う狙いがあります。

3.ふるい落とし
ふるい落としは仕手筋の利確のターン

玉転がしで株価を吊り上げ、利益が乗ったタイミングで仕手筋は利確をします。

仕手筋が利確をすることで株価は下がり、それを見た他の投資家も慌てて利確や損切り。

株価は高騰前の水準まで一気に戻っていきます。

仕手株の流れ


仕手株に投資する際の心得

仕手株は上手く乗ることができれば、ハイリターンが得られる魅力があります。

しかし慎重に投資判断をしないと痛い目に遭う可能性もあるんですね。

仕手株に投資する前に、以下のような点に注意して投資判断を行いましょう。

1. 株価の急騰には冷静に対応する
仕手株は短期間で急騰することがありますが、その背景には仕手筋による意図的な価格操作があります。

「さらに上昇する」という期待感だけで追随して買うのは危険です。

そのため、株価上昇の理由を冷静に分析し、ニュースや材料が本物かどうかを確認することをおすすめします。

2. 情報の信頼性を見極める
SNSや掲示板での煽り情報は仕手筋が仕掛けた可能性があります。

「今が買い時」「急騰間近」などの投稿に踊らされてしまうと高値掴みになるリスクが高まります。

情報源が信頼できるか確認し、公式発表の意見を参考にしましょう

3. 流動性の低さを理解する
流動性が低い銘柄は、買うことはできても売り抜けが難しい場合があります。

特に仕手筋が売り抜けた後は取引がほとんど成立しなくなり、大幅な損失を被ることがあります。

流動性が低い銘柄に投資する際は、売却タイミングを慎重に計画しましょう

4. 損切りラインを明確にする
仕手株は急騰後に急落するのが一般的で、一度の判断ミスが大きな損失につながります。

「まだ上がるだろう」という期待感で保有を続けるのは危険です。

投資前に損切りラインを明確に設定し、ルールを徹底した上で投資した方が賢明ですね。

5. ファンダメンタルズを無視しない
仕手株の多くは業績や企業価値とは関係なく値動きしているため、投資としての安全性は低いです。

業績が伴わない場合、株価の上昇は短期的なものである可能性が高いわけですね。

投資前に企業の業績や事業内容を確認し、長期的な価値が見込めるか判断しましょう

6. 長期保有を避ける
仕手株は短期的な価格操作が目的であることが多く、長期保有すると仕手筋の撤退後に暴落するリスクがあります。

仕手株は短期投資を前提にし、早めの利確を心がけましょう

仕手株の常連銘柄まとめ

豊富な資金を持つ仕手筋によって生み出される仕手株。

仕手株に投資する上で、仕手化する銘柄の共通点を理解しておくことは極めて重要となります。

株価と時価総額が低く、投資家からの注目度が低い銘柄であるほど仕手筋に目を付けられやすくなります。

仕手株の値動きは激しくリスクが伴うものの、上手く利用できれば稼げる可能性があるのはたしかです。

ただし、仕手化する前の銘柄を正確に見定めることが絶対条件となります。

その点で言うと、仕手株に限らず有望銘柄の選び方を教えてくれる個人投資家を頼るのもアリです。

中には「億を稼いだ銘柄選びの極意を公開する投資家」もいますし、その銘柄選びの方法を実践し300万円の元手を2300万円まで増やした方もいます。

有益な情報が気軽に手に入るようになった今、株で稼ぐハードルは間違いなく下がってきています。


いいなと思ったら応援しよう!