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#67 社会科オープンサロンに参加して

「まとめる」「いかす」場面に注目した今回。学んだことを整理したいと思います。ただ、車で帰省中だったため、きちんと聞くことができなかったのが残念ですが・・・

まとめるでは関連付けを

横田先生の実践。まとめるの段階では、表や図に整理しながら学習問題の答えを考えていきます。ここでは、「関連付け」によって、整理していきます。

いかすでは多角的思考を

対していかすでは、多角的思考を活用します。自分たちにできることをさまざまな立場で検証いていきます。

ここで興味深かったのは、「お米をたくさん食べることができる」という子どもたちの声を、「本当にそれで解決するのか?」とさまざまな立場で検証していきます。

問題解決的な学習

次は宗實先生の実践。そもそも問題解決的な学習について。「的」がつくのは、本当の問題解決学習に「似ている」という意味。
本当の問題解決では、最後に問題解決に向けて行動することが重きを置かれています。初志の会は、戦後の社会科、つまり問題解決の社会科を大切にしています。しかし、経験主義、這い回る社会科と言われ、知識を獲得する系統主義の問題解決的学習へと変化していきます。

まとめるは概念的知識の獲得

まとめる段階では、横田先生と同じく、学習問題の答え=概念的知識=社会の仕組みを獲得していきます。
概念的知識は、他の事象に応用できる抽象的な知識です。

いかすは概念的知識を活用する

学習した概念的知識を活用して、自分たちにできることを選択・判断していくのがいかすの場面。選択・判断は単元によって向き不向きがあるので、まずは確実に概念的知識を獲得することが大切だと言われていました。


社会科という教科がどこを目指すのか。
「社会参画」を目指し、価値判断・意思決定し行動していくことを目指すのか
「社会認識形成」を目指し、概念的知識の獲得を目指すのか

総合的な学習の時間との違いを問われ続けてきた社会科
学習指導要領の改訂により、社会科がどうなるのか
これからが楽しみです。

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