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#46 奈良女子大学附属小学校の学習発表会に参加して①

何年ぶりかに奈良女子大附属へ行ってきました。
職場の先生方で話題となり、申し込みました。

以前、大学院生の時に一度、教授と一緒に行きましたが、当時は教員の経験がなかったので、今回と見方が全く違いました。

今回は、国語2本見てきた振り返りを書きたいと思います。

子どもの問いに委ねる

最近、子どもに委ねる学びが流行しています。
奈良女の場合、単元の計画を委ねるという訳ではなく、学習のめあてや読み進める内容を委ねていくイメージでした。

主な単元構想は以下の通りです。

一次 初発の感想文を書く
   自分が気になったところを読み進める(独自学習)
   友だちと交流する(相互学習)
二次 学習課題について自分で読み進める(独自学習)
   友だちと交流する(相互学習)
三次 学習をふり返り、次の単元へ生かす


まず初発の感想を書かせます。ここで子どもたちが注目したところを共有し、それぞれが読み進めていきます。
それをお互いに話し合いながら、二次で深めていくテーマを決定していきます。

テーマが決まれば、そのテーマに対してまず一人で読んで、友だちと共有していく流れです。

よく「一人学び」と言う言葉を使っていましたが、奈良女では、「独自学習」と呼ばれています。(内容も少し違うかもしれませんが)


つまり、子どもが立てた問いを中心に学習が進んでいくというイメージです。

しかし、こんな質問が・・・

「子どもの問いに委ねたら、国語からはみ出たり、目標に合わないものもあるのではないか」


僕も同じことを思っていました。
でも、「まずは子どもが学びたい!知りたい!と思ったことを信じてやらせる!子どもの主体性を信じて、まずは自分で読み進める経験をさせる。その問いは不適切だと否定しない。一次では、とにかく子どもの問いを受け入れてあげる。そして、とことん考えさせる。それをニ次へ繋いでいく。」と言うような解答をされていました。

確かに、子どもの「知りたい!」を奪い、自分で読み進める経験を奪ってしまうのはよくないのかもしれません。


続きは次回!!!
相互学習についてお話します!!

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