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“実力主義”のなかで育む最強のチームワーク ~エンジニアリングマネージャーが語る、アークエルのプロダクト開発〜
こんにちは!アークエルテクノロジーズ採用広報担当です。
アークエルテクノロジーズは「デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現する。」をパーパスに、企業や自治体のGX・DXをさまざまなかたちで支援している会社です。
今回は、そんなアークエルが開発・提供する2つのプロダクトにスポットを当て、エンジニア部門マネージャーのりょうさん(石川)にインタビュー!
プロダクトについてはもちろん、りょうさんご自身のことや当社エンジニアの働き方についてなど、たっぷりと語ってもらいました。
エンジニア部門 マネージャー石川(2022年入社)
ニックネーム:りょうさん
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バリューに共感し大手企業からアークエルへ入社
ー まずは、りょうさんご自身のことについて、現在のお仕事やアークエルに入社したきっかけを教えてください。
2022年9月に開発メンバーとして入社し、現在はエンジニア部門のマネージャーを務めています。前職はいわゆる大企業で仕事をしていましたが、大きな組織特有の動きづらさや閉塞感のようなものを感じるようになり、規模の小さい組織で挑戦してみたいという思いから転職を決意しました。
アークエルへの入社は、当社の掲げる5つのバリューに共感したのが大きな決め手です。大分の田舎で育ってきた背景から、あるがままの自然に身を寄せたい思いがあったこと。また、実力主義でチームワークを重視しているカルチャーも自分の大切にしていることと一致しており、入社を決めました。
ー 組織の規模感など大きな環境の変化だったと思いますが、実際にアークエルで働きはじめていかがでしたか?
入社直後はいろいろなことがスピーディーに動くのでとても驚きました。当時はプロジェクトごとに業務を行う状態で、業務スピードに強いギャップを感じました。慣れるまでに時間がかかりましたが、今ではむしろやりやすさを感じています。
“実力主義”に根付くリスペクトの文化
ー では次に、現在アークエルが開発をしているプロダクトについて、どのようなものかを教えてください。
現在アークエルでは「eFleet」「eCarbon」という2つのプロダクトを開発・提供しています。
まずeFleetは、EV充電の遠隔制御(スマート充電)をコアとして、EV充電マネジメントと複数車両を管理するフリートマネジメントシステムを掛け合わせたプロダクトです。普及しつつあるEVに対して、導入という観点でさまざまなサービスが展開されている昨今ですが、運用課題まで考慮して提案できるのはこのプロダクトの強みだと言えるでしょう。
そしてeCarbonは「見える化の一歩先へ」というコンセプトのもと、GHG排出量の算定・可視化に留まらず、排出量削減に向けたシミュレーションや具体的なロードマップ策定までを支援するシステムです。
これらのプロダクトを皮切りに、脱炭素を推進するために、情報の可視化から運用サポートまで手広くプロダクトを展開していきます。
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ー アークエルのパーパス実現に向けては不可欠となるプロダクトですよね。りょうさんご自身、これらの開発において大切にされていることはどのようなことでしょうか。
特に大切にしているのはチームワークです。アークエルのエンジニアグループは平均年齢が20代後半ととても若い方だと思いますが、年齢関係なくお互いリスペクトを持ってディスカッションできる文化を維持するよう心がけています。“実力主義”を背景に、相手の意見をしっかり聞く風土が定着していて、そのうえで年齢が気にならないぐらいの砕けたコミュニケーションもある。締めるところはしっかり締めるといった、メリハリのある組織だと思います。私自身今年で30歳になりますが、気を遣うことなくコミュニケーションが取れることは大変ありがたく思っています(笑)寛大な先輩方に感謝ですね。
ー 5つのバリューのひとつ「One for All, All for One」でもチームワークが語られていますよね。まさにチーム全体でバリューを体現している印象です。
そうですね。これは意図的に私から明示しているわけではなく、もともとそうした風土があり、さらに日々のディスカッションを重ねるなかで、より定着していったのだと感じています。たとえばオンラインミーティング中に意見があれば挙手のリアクションボタンで意思表示をし、それに対し「先にどうぞ」と譲り合いながらも、まずは一人ひとりが自分の考えを話す。こうしたコミュニケーションはかなり大事にしているので、そうした日常がバリューの浸透につながっているのかもしれません。
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ー 開発における心がけとして、技術的な面ではいかがでしょうか。
小さく始めて大きく育てることを心がけています。たとえばエンジニアという生き物は、“こういうものを作りたい”といった設計における理想値と“納期”という時間的な制限、つまり理想と現実とのギャップに向き合うことがよくあり、そういうときはバランスを見ながら進めるようにしています。また、プロダクト開発に注力することも大事ですが、より技術力を高める取り組みとして、小プロジェクト制で新たな技術検証を行う体制も整備するなど、エンジニアとプロダクトが両方育つような仕掛けにも取り組んでいます。
ー りょうさんご自身は、どういったところにこのプロダクトの可能性を感じていますか?
たとえばeFleetでいうと、複数メーカーの充電器を扱いながら、さまざまなバリエーションのエネルギーマネジメントが提供できるプロダクトは他に類はなく、eCarbonは、いわゆる「見える化」を目指すプロダクトがさまざま出てきているなかで、戦略の策定や脱炭素化への計画といった「見える化の“一歩先”」を実現させるものです。こうした我々の独自性を強みとしつつ、これからますます高まる社会のニーズとともにいかに柔軟性を保ちながら成長できるか。そういった点が、これらプロダクトの持つ可能性であると感じています。
キャリア像を再設計しながらAI時代への適応に挑む
ー 次に、エンジニアグループのチーム構成や働き方について教えてください。
現在は私を除く15名のメンバーが、プロダクトごとのチームに分かれ開発を行っています。週3日出社(リモート2日)のワークスタイルが中心ですが、基本的にはパフォーマンスの出しやすい働き方を尊重しているので、そこはマストではありません。またeFleetチームは充電器と車両を使った実機検証を行うため、福岡ラボで業務をすることも多いです。
AWSの各種サービスを利用して構築しており、使用言語は、Python、TypeScript、Rustです。
ー エンジニアとして、アークエルのプロダクト開発に携わることの価値や醍醐味はどのようなところだと感じますか?
昨今のエンジニア業界では生成AIトピックが盛んに議論されていますが、システム開発においても、AIの台頭は大きなインパクトをもたらしています。エンジニアの業務内容や思考プロセスにも変革が進む一方、従来のシステム開発を変革するには時間と労力が必要となります。そういった状況のなか、当社はスピード感を持って小さく始めることや、コンサルタントとも連携したプロダクト検討など、事業と技術の両輪でAI時代に適応できる。これはとてもチャレンジングなことですし、まさにここが醍醐味でもあると感じています。
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(プロダクトごとのチームリーダーとは月1回の1on1を実施しています)
ー 社会の変化とともにエンジニアの在り方も変わりつつあるなか、これからの時代に見合った価値提供を経験できるということですね。
はい。いわゆるエンジニアのスペシャリストというキャリア像は、従来よりもさらにビジネスサイドに傾倒するのではないかと考えています。システムの中核をAIが担うようになればシステム開発コストは極端に減ります。各開発工程にかかる工数が大幅に減るようなイメージですね。ここには生成AIも一助になりますし、その動きは既にみなさんご存知のところだと思います。ビジネス要件をシステムに落とし込む設計がスピーディーに実装されるようになり、これが業務になるのではないかと想定しています。このようにエンジニアとして大きな変革を迎えるなか、時代を捉えるコンサルタントとともにキャリア像を再設計し、スピード感を持って適応できるアークエルの会社体質は、エンジニアにとって大きな価値になっていると感じます。
ー 最後に、アークエルに興味を持ってくださった“未来の仲間”へメッセージをお願いします。
アークエルが前述のような組織であるからこそ、変化に柔軟で、失敗を失敗ととらえず前進できる方に参画していただきたいと思っています。
また、エンジニアグループはまだまだ若いチーム。さまざまな取り組みを“小さく始めて改善する”ことを大切にし、個々人の意思を柔軟に反映していくような文化もあります。ぜひ一緒にアークエルのプロダクトを成長させていきましょう!
私たちアークエルテクノロジーズでは、パーパスに共感し、その実現に向けともに歩んでくださる仲間を募集しています。
まずはカジュアルなお話からでも◎
ご興味がある方は、ぜひお気軽にご応募ください!