密教の占星術
空海が日本に持ち帰った宿曜占星術。
もとは、「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」という密教の経典になります。
源氏物語に出てくる占い師は宿曜師だと言われていますし、軍師と言われる人も宿曜を使っていたと言われています。
遣唐使として唐に渡った空海は、
インドから中国に渡った密教を日本に持ち帰りました。
日本は月の国。
暦は月を基準に作られていました。
太陽が陽ならば、月は陰。
宿曜占星術は月の軌道白道をもとに考えられています。
月はとっても小さな天体ですが、
地球に対する影響力は大きい。
潮の満ち引き。
女性の体。
すべての生きとし生けるものが月の影響を受けていると言っても過言ではないでしょう。