tarotjournal15 タロットで無意識のメッセージを汲み取る
無意識からメーセージを受け取るとき「流れ」を感じることがあります。それにぴったりの事例が個人レッスンの中であったので、掲載してよいか許可をもらうメッセージを送ったところ、かなり濃密なやりとりとなったのでご紹介します。
タロットとは?潜在意識とは?予言なのかメッセージなのか?その辺りに興味がある方は長いけど読んでね!
選ばれし審判
ここでやりとりしている生徒の方をAさんとします。まず経緯として、前回の講座の中で”選択肢から選ぶ”リーディングをしました。
そこで選んだお題は「次の旅行先をどこにするか?」。4択の中で選ばれたのは玉造温泉。出雲の近くにある温泉です。(他の候補地は伊豆や別府)
出雲で出てきたカードは、審判でした。
夫婦のカップルカードで状態を知る
そして次のクラスでは、2枚引きの練習をしました。2枚のカードで相性を読む練習では、夫婦のカップルカード(女帝と皇帝)を使って、夫との状態をみました。
1回目:女帝正立:皇帝逆位置
この組み合わせに関しては、最近夫の仕事が忙しそうなので…と思いあたることがあるようでした。
2回目:皇帝逆位置:女帝逆位置
このパターンでは事前に「お互いに不満があって言い合っている様子」と説明していたので、思い当たることはないとのこと。
そこで、逆位置をブロックと捉えるなら「お互いに話さなければならないことがあるけれど口に出せてない」パターンもあるよと伝えたところ、それなら思い当たることがあるとのことでした。ここではその内容について詳しいことは聞いていません。
なぜこのリーディングを複数回やったかというと、練習のためというのもあるのですが、どのパターンで出たとしても、当てはまる状況を見つけることができるということの経験のためです。
赤ちゃんという天使
次に、任意の2枚のカードで潜在意識からのメッセージを受け取る練習です。
ここでの問いは、前回リーディングした「旅行に玉造温泉(出雲)に行くとしたらどのような意味があるのか?」です。なぜなら、出雲よりももっと近くに現実的な場所があったにも関わらず、なぜわざわざ出雲なのか知りたいから!
出たのはこちらのカード。
ここは初めから上手に読むのは難しいかもしれません。わたしの方からヒントとして「子どもはもう一人欲しいと考えていますか?」と尋ねました。なぜなら、女帝が産み育てる人で、隣の恋人のカードには赤ちゃんが描かれているからです。
すると、「さっき出てきたことは(夫婦で話し合いを避けていることがある)、子どものことなんです」とのこと。
状況としては、現在子どもが一人いること、夫はもう一人欲しそうだけど自分はそこまで積極的になれないこと、以前まだ子どもがいなかったとき、お地蔵さんに子どもについて拝んだところ額のあたりが2回光って、二人来るのかなと思ったことがあることなどを話してくれました。
その話を受けて、赤ちゃんが描かれてるということは、やってきたい魂がいるのかもね!とか、恋人のカードが逆位置なのは、生まれたがっている魂との接触をブロックしているのかも?とか、出雲は縁結びの神様だし、そのことについて夫ともきちんと向き合うというメッセージなのでは?などなど一緒に話しました。
たった2枚引きなのに、濃厚なやりとり
で、ここまでの伏線というか流れがわかりやすいなと感じたので、このことを掲載してよいか許可をもらうメッセージをしました。そこからのやりとりが濃密でしたのでそのまま掲載します!
何がすごいって、これフレンチ・スプレッドではなく2枚引きなんですよ。2枚でここまでのやり取りになるとは。
ポイント(まとめ)
抽象と具体のリーディングはどちらも同時に成り立ち、相反するものではない
どちらも大切で、抽象レベルのリーディングを具体レベルに落とし込むことでわたしたちはそれを生きるようになります。タロットが示す可能性の中から、私たちは未来を創造する
タロットの読み方は一つではなく、象徴とは幾重にも重なった意味を持ち、ポジティブにもネガティブにも読むことができます。未来は不確定要素に満ち、ある程度の自由意志があるという考えのもとに、本質的な能動性を養っていきましょう。
タロットを当て事(ギャンブル)として使わない
自分の力が及ばない範囲において「当て事」として正逆でタロットを読むことはお勧めはしないです。それはギャンブルに近いです。1/2の確率で当たってるかもしれないし当たってないかもしれない。カードの逆位置は、エネルギーの不調和を示しているに過ぎません。
美しい流れに着目する
1:審判 家族を表すカード、霊的な縁
2:夫婦で向き合うこととして、子どもがテーマだった
3:女帝と恋人で赤ちゃんが親縁している
4:斎宮のカードの問いがそのままだった
わたしがタロット講座でリーディングパートを動画講座ではなくライブ講座にしているのは、無意識との向き合い方を具体的な状況に当てはめて体験してもらいたいからです。
この個別に・具体的にということを大切にしています。なので初めはサポートがあった方がいいと考えています。なぜなら人は無意識に抵抗していることに向き合うことは、苦手だからです。
単にタロットが読めるようになるというよりは、読めるようになって創造するための意識のあり方を定着させるお手伝いをしています。
シンクロニシティとコンステレーションに溢れた世界を生きる。流れを知覚する。自分としっかり向き合って、人生を創造していきたい方におすすめです。
\水瓶座時代のマルセイユタロット/
あなたを読むものがたり