tarotjournal16 行動を起こすために風のエレメントの力を借りる【火のエレメント考察】
広義の意味で”肉体”を構成するのは「地水火風」の4つのエレメント、という考え方をタロットは採用しています。この4つはそれぞれが象徴であり、今日はその中の「火」のエレメントについて考察してみます。
火って上に向かって燃えますよね。火のエレメントは、横たわった人間が立ち上がる時に使うエネルギー。上昇する力、生命力。ハイハイの赤ちゃんが歩き始めるエネルギー。心からのバンザイで手を上にあげるとき。
このエレメントが程よく活性化してないと、めんどくさいが常態化して、最低限の動きしかしたくなくなります。ずっと横になっていたい。徹底した効率化を求め、失敗を嫌い、機械的に動くことでは、命のきらめきを感じることは難しくなるでしょう。
火が適切に燃えているときは「立ち上がらなくちゃ」じゃなくて、身体は勝手に動くものです。音楽に合わせて、からだが自然に揺れるように。
誰の中にも火エレメントの種火があります。この種火を適切に調節するにはどうすればいいのでしょうか?
実際の火を大きくするときは、息を吹き込むので、今日は小アルカナの数カード、風のエレメントから”火エレメント最適化”について検証してみます。
数カードは1〜10までありますが、これはエレメントの成長と発展を描いています。
方法1)自分で息を吹き込む
以下は、風エレメントに関連する項目です。
目的、ゴール設定
方針、理念の策定
全体像から計画が立てられているか
これらを適切に言語化できているか
無理やり自分に「動け」と命令したり、動けない自分を責めたりする前に、まずはここを見直してみましょう。行動できないとき、あなたが悪いのではなく、構造が見えないから動けないだけかもしれません。
方法2)神に息吹を吹き込んでもらう
これは最短の道。なんてったって神の息!
けれどシンプルがゆえに信頼することが何よりも求められます。神がいることを信頼できなかったら、そもそもこの選択肢を選ぶことはできません。そして信頼とは、積み上げていくものです。
最後の数、10において風エレメントは自身の最高位につくのですが、10のステージが表しているのは「空(くう)」voidです。
自我の思考が立ち消えたき、そこに神の息吹が十全に入り込むスペースができる。これを簡単なことだとおもえる人は幸せです。考え方によっては、1)よりも大変では。瞑想状態を保ちながら日常を過ごしていくことが求められます。
『奇跡講座(奇跡のコース)』では、2)の方法を推奨しています。けれど、これは「このやり方を本当に自分は望んでいるか?」をよくよく確認する必要があります。望んでないのに無理をすることはやめておいた方がいいでしょう。
そして1)に関しては、「自分の息吹」と書いているけれど、自分の息の源は神の息です。命はそこから発生しています。2)が最短の道というのは、ダイレクトに源から息を吹き込むことができるからです。
個人的に一番いいのは、神の息吹を感じながら、方法1)についての項目をクリアーにしていくことだと考えています。それが合っているかどうかは、シンクロニシティを目印にするといいでしょう。
まとめ
今日のポイントは、努力主義(四大のバランスが調和していない状態で一つのエレメントだけを活性化させようと無理強いすること)で現実を創造しようとすることをやめて、全体のエレメントバランスを見て調和を図ることで無理なく進んでいきましょうということです。
どこかのエレメントに不調和があるなら、別のエレメントが解決のヒントを持っていることはよくあります。全体を見ないと答えは出ません。タロットカードを単体でバラバラに読むことよりも、カード同士の関係性で読むことが大切なのはこのためです。
\水瓶座時代のマルセイユタロット/
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