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ハリー・ポッターと賢者の石

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「おお、パーシー、君、監督生になったのかい?」 「そう言ってくれればいいのに。知らなかったじゃないか」 「まてよ、そういえば、一回、そんなことを言ってたな」 「二回かな…」 「一…
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#ハリーポッターと賢者の石

第十六章 仕掛けられた罠 1

ヴォルデモートが今にもドアを破って襲ってくるかもしれない、そんな恐怖の中で、いったいどう…

たろ
1年前

第十四章 ノルウェー・ドラゴンのノーバート 1

クィレルはハリーたちが思っていた以上のねばりを見せた。それから何週間かが経ち、ますます青…

たろ
1年前

第十三章 ニコラス・フラメル 1

「みぞの鏡」を二度と探さないようにとダンブルドアに説得され、クリスマス休暇が終わるまで透…

たろ
1年前

第十二章 みぞの鏡 1

もうすぐクリスマス。十一月も半ばのある朝、目覚めればホグワーツは深い雪におおわれ、湖はカ…

たろ
1年前

第十一章 クィディッチ 1

十一月に入ると、急に寒くなった。学校を囲む山々は灰色に凍りつき、湖は冷たい鋼のように張り…

たろ
1年前

第十章 ハロウィーン 1

次の日、ハリーとロンがまだホグワーツにいるのを見て、マルフォイは目を疑った。二人ともつか…

たろ
1年前

第九章 真夜中の決闘 1

ダドリーよりいやなやつがこの世の中にいるなんて、ハリーは思ってもみなかった。でもそれはドラコ・マルフォイと出会うまでの話だ。一年生ではグリフィンドールとスリザリンが一緒のクラスになるのは「魔法薬学」の授業だけだったので、グリフィンドール寮生もマルフォイのことでそれほどいやな思いをせずにすんだ。少なくとも、グリフィンドールの談話室に「お知らせ」が出るまではそうだった。掲示を読んでみんながっくりした。 __飛行訓練は木曜日に始まります。グリフィンドールとスリザリンとの合同授業です

第八章 魔法薬の先生 1

「見て、見て」 「どこ?」 「赤毛ののっぽの隣」 「めがねをかけてるやつ?」 「顔見た?…

たろ
1年前

第七章 組分け帽子 1

扉がパッと開いて、エメラルド色のローブを着た背の高い黒髪の魔女が現れた。とても厳格な顔つ…

たろ
1年前
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第六章 9と3/4番線からの旅 1

ダーズリー家に戻って過ごした出発までの一か月間は、ハリーにとって楽しいものではなかった。…

たろ
1年前

第五章 ダイアゴン横丁 1

翌朝、ハリーは早々と目を覚ました。朝の光だと気づいても、ハリーは目を固く閉じたままでいた…

たろ
1年前

第四章 鍵の番人 1

ドーン。 もう一度、誰かがノックした。ダドリーが跳び起きて、寝ぼけた声を上げた。 「なに…

たろ
1年前

第三章 知らない人からの手紙 1

大蛇の逃亡事件のおかげで、ハリーは今までで一番長いおしおきを受けた。やっとお許しが出て、…

たろ
1年前

第二章 消えたガラス 1

ダーズリー夫妻が目を覚まし、戸口の石段に赤ん坊がいるのを見つけてから、十年近くがたった。プリベット通りは少しも変わっていない。太陽が、昔と同じこぎれいな庭のむこうから昇り、ダーズリー家の玄関の真鍮の「4」の数字を照らした。その光が、はうように居間に射し込んでゆく。ダーズリー氏があの運命的なふくろうのニュースを聞いた夜から、居間はまったく変わっていなかった。ただ暖炉の上の写真だけが、長い時間がたったことを知らせている。十年前は、ぽんぽん飾りのついた色とりどりの帽子をかぶり、ピン