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【浴室】リハビリ療法士が考える 浴槽の形2
今回は、半身浴ができる浴槽についてです。
上の写真のように「腰掛ける部分がある浴槽」では、半身浴が出来たり、お湯の量が節約出来たりするようです。
その一方で、リハビリ療法士の私がこのタイプの浴槽を見ると、「いざという時に使える!」と思ってしまいます♪
高齢や障害をおわれた方では、「浴槽の底に座る・底から立つ」という動作が大ごとになります。
特に、底から立ち上がる動作では、とても「力」が必要なため、手すりを使用しても立てない方もいます。
そのような場合には、浴槽の底に置く椅子(写真)を設置して対応することが多いです。
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腰掛ける部分がある浴槽では、この椅子の代わりになることが多いです!
デメリットとしては、健康な時は足が伸ばせないことでしょうか。
また、当然ですが、半身浴なので肩まで浸かることはできません。
一長一短ありますが、新築の際に半身浴タイプの浴槽を検討される方は、将来「立ち上がり易くなる」こともメリットに加えて、考えてみてはいかがでしょうか?