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占い師さんに必要なメリハリ

占い師さんのトレンドはいつの時代にもありますが、最近はキラキラした形の占い師さんが好まれる傾向にあります。

具体的には、伝え方の部分では何でもポジティブに前向きな結果を伝えたり、華やかな言葉で飾る形。
視覚的な部分では、InstagramやYouTubeなんかを使って、文字通り華やかに魅せるようにする形です。

それをすることで、相談者さんの興味を惹かせる形になります。

そして実際に、相談者さんの気分は何日かは高揚するんですよ。

私もそうでした。
なるほど、こう言うやり方があるのかとステレオタイプ占い師さんである私は驚いたものです。

でも、占いの部分で言うと、その高揚は長く続かないのです。
なぜなら、その後の行動の話を深くしないから。

今の時代は「褒めて伸ばす」のが良いとされる時代ですので、耳の痛い話はあまり聴きたくないのかなと感じたりもします。

でもね。ダメなものはダメなのよ。
ダメなことをきちんと伝えることは、時には大切なこと。

すみません。関西人でしたので、訂正します。
あかんもんは、あかんねん。
ようやく、占いの師匠っぽい言葉になりました。

占い師さんとして、ダメな事ダメだとしっかり言うことは、とても大切です。

もちろん、言い過ぎるのも良くないし、傷つけるのも違う。

「ダメなものをダメ」と言う伝え方もあれば、「良い部分をたくさん褒める」伝え方もあるのです。

占い師さんの伝え方としてどちらが正しいとは言い切れませんが、自分の伝え方が本当に相手のためになっているのか?

それをきちんと理解して伝えるべきです。

私の話をすると、占いを始めた頃は「ダメなものはダメと言い過ぎる」ぐらいの占い師さんで、言葉が今よりもっと尖っていました。

ところが、これではお客さんがついてこないし、自分のキャラクターと合わない。そんな理由から、ダメ出しばかりするのではなく、希望を見出すことも大切だと考えるようになりました。

私の占いの師匠が、こんな形で私の占い師さんとしてのタイプを評しています。
ものすごく初期に書いたnoteですが。

ざっくりと分けると、甘口が上げる伝え方、辛口がきつく言う伝え方と捉えることができるかと思います。

もちろん、伝え方に正解はないのですが、今の時代は甘口。
甘口の中にも刺激的なものを混ぜておいて、きちんと持ち上げる部分を持ち上げると言うのが良いかなと私は考えてます。

カレーでも、甘いばかりや辛いばかりのカレーだと、面白くないじゃないですか。スパイスが効いていたり、旨味や香ばしさを感じることで、カレーにも広がりが感じるようになるのと同じなのです。

少しでも影があれば、それをしっかりと警告するのも一つの方法。
少しでも光があれば、そこに突破口を見出すのも一つの方法。
伝え方一つで、相談者さんの心も変わります。

良いものは良い、ダメなものはダメ。

曖昧でなくて自信をもって伝えられるような人になれば、占い師さんとしての形も出来て来るでしょう。

私としては、地に足のついた考えを持った占い師さんでありたい。
そう心がけて、これからも歩いていくようにしたいです。

少し昔に書いたお話ですが、ようやくまとまりましたので公開に至りました。

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