年末恒例のお客様
私は、年末に定期的にお会いする方が居ます。
その方と言うのは、とある会社の社長をされている方。
たまには自分のPRタイムをしちゃいますが、実は私。占い小説のKindleを二冊出しているのですが、そのうちの一冊がこの話に出てくる方。
今このエピソードを振り返ると、本当に自分は若かったな。
そして、今ならどう判断するだろうか?
そんなことを思い出したりもします。
私自身、この方とは年末にお会いするのが恒例行事となっていて、今年はクリスマスイブに会うことになりました。
一年を振り返りつつ、来年について語りあい、必要に応じて来年を占う。
そんな時間を、二人でもう二十年近く続けているのです。
最近は健康に関する話題も多くなってきたので、この関係がいつまで続くかわかりませんが、お互いが元気なうち会って話そうと言うのは暗黙の了解で、これからも年末にお会いする形になるのだと思ってます。
この方とのエピソードを書いてしまうと、ネタバレになるので書かないでおきますが、占いの話の後から、仕事に対する姿勢や人間模様、華やかな社交場のことまで、たくさんのことを教えて下さいました。
実際に経営者など、多くの方をお客様として紹介して下さったり、占いに関しても私の幅を大きく広げて下さった一人なので、私自身としては、感謝しきれないのです。
私は年末が近づけば近づくほど、この方の存在が気になり始めます。
なぜなら、この方とは一年の締め括りにお会いして、会話して占いをするというのがここ何年か既成の事実としてあるからです。
十一月の末になると、二人でいつ会うかを決めて、今年お会いする日が決まります。そして日程が決まると、今年もきちんと最後まで占いをやらなければと思わせてくれるので、私の心にある帯を締めなおしてくれる存在だったりします。
一般論を書くと、占い師さんとお客様との付き合いについては、浅くならず、深くならずが理想だとは言います。ある程度、どこかできちんと線引きをするのが正しいのかも知れません。
ただ、この方とのお付き合いで「適度な距離感」を作ることができたおかげで、お互いに良い距離感を保つことができました。
事実として私の人としての幅が広がりましたし、北新地の占い師さんとして、一時的にでも名前が通るきっかけにもなりました。
お客様が占い師さんを成長させてくれるのは事実です。
それが占いの場面でも、占い以外の場面でも。
一緒に居た時間を振り返って、自分の気づきを大切にして、それをしっかりと受け止めて、自分に落とし込んで歩いていく。
このような形で構えることが大切だと私は考えています。
また来年もお会いできたらいいな。
そして、成長したと言われたらいいな。
そのために、もっと精進しなきゃな。
こういう考えにさせて下さるお客様は、私の中でも本当に大きな存在です。
きちんとお客様との信頼を重ねて、こう言った出会いが増えることを私は心から願っていますし、そのためにはもっと自分を磨かないといけないな。
そう、改めて心に誓う時間となったので、書き留めて起きます。
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