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上沼恵美子ってすごい。
何がすごいかって?
漫才や歌手、タレントとしての実績は文句なしにすごいのですが、
人との接し方、立ち回り方に学ぶ部分が多いからすごいのです。
昨今の芸能ニュースを見ていると、テレビを見た感想を書いているだけの記事が多く、自分の足を使わずに書く記事の、どこが芸能記者なんだろうかと私自身が辟易している中、今朝、上沼恵美子さんがある芸人にこのように発言したとありました。
デジタルの時代に入ったからっていうんじゃないけど、人柄みたいなものは、絶対に映ります。ごまかしがきかないです。
(上沼恵美子)
私自身、久しぶりにずしりときた言葉です。
この言葉についての話は、後日書くつもりですが、関西では上沼恵美子さんは昔も今も不動の人気です。
(※2020/07/12追記:この言葉の話について、考えたことを書きました。よろしければご一読ください)
ユーモアの中に、自分の中にある揺るぎない持論と正論を持ち、それを的確に伝えて感心させる場面があれば、オーバーに伝えて笑いを誘う場面もあります。
また話が抜群に面白いので、話の輪の中心になる存在であり、見ている方も親近感が沸きます。
そんな上沼恵美子さんだからこそ、大阪のおばちゃん達から愛されるのでしょう。
漫才も天性のしゃべくりセンスで上方お笑い大賞の銀賞を獲得し、歌も上手い。
子供の頃にのど自慢大会にたくさん出て賞をもらったけど、いつも天童よしみさんには勝てなかったと言う話は、あまりにも有名です。
そして、実際に大阪のご当地ソング「大阪ラプソディー」をヒットさせていてる実績もありますし、今も自分の番組で新曲を披露されてます。
関西以外では最近だと、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」、「M-1グランプリの審査」でよく見かける存在で、少し前だと「生活笑百科」なんかで見る場面があったかと思います。
そんな上沼恵美子さんは、関西では本当に人気があって、毎週のようにテレビに出演されています。
上沼恵美子の才能の一つとして挙げられるのが、いわゆる「傷のついた芸能人」をブレイクさせる術に長けていること。
例えば、不倫をしてしまった狩野英孝さんや宮崎謙介さんも、上沼恵美子さんに番組で叩かれてからブレイクしました。
坂上忍さんも、一時期東京で干されていた時代があり、その時は大阪の番組によく出演していました。
これらの芸能人に対して取る態度なのですが、不祥事に対してボロクソに非難するのです。
これをすることで、視聴者は溜飲が下がる思いをするんですよ。
でも、番組の後に上沼恵美子さんは、楽屋ではきちんとボロクソに言った人をフォローしているらしいのです。
ただ単に批判するだけではなく、後できちんとその人に対して話をするそうなのです。
この話を聞いて、私は人の心を掴む技術。いわゆる、人心掌握術に本当に長けているのだなと感じました。
たとえ大きな失敗をしても、見込みのありそうな人を番組に連れてきて、全国区でない関西の自分の番組できちんと挽回のチャンスを与えて、本人に自覚させるように促しているのです。
もしタレント本人がうまく自分のことに気づき、別の番組で覚醒すると、復活とは言いませんが、お茶の間に返り咲く形になります。
先ほど挙げた三人は、まさにそれに該当するのです。
タレントを蘇らせる力に長けていてる部分は、野球の野村克也監督ではないですが、「上沼再生工場」のような気がしています。
今話題のキングコングの梶原さんとのやりとりも、細かい話や揉め事は抜きにして、最終的には上沼さんが梶原さんをうまく再生させたのは事実だと思います。
このように、上沼恵美子さんを見ながら、聞きながら、学ぶべき点はたくさんあります。
人の活かし方についての具体例を出しましたが、彼女の話芸を楽しみつつ、人との接し方や巧さを楽しむようになれば、もっと楽しく番組が見れるのではないかと思います。また、自分の立ち回りや考え方を増やすための良いお手本になると考えています。
そんな私は、上沼恵美子さんの大好きなカレーうどんを食べながら、応援し続けて、学んでいきたいと思います。
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