推すとき、推されるときに考えること
推すとは、前や表立った所に出るように力を加える。
と言う意味があります。
それが派生して、「推し」と言う言葉が出てきたのだろうと思います。
ちなみに、推しという言葉は俗語です。
世の中には推しと言われるものがたくさんあります。
何がきっかけで誰の事を好きになるのかわかりませんが、人って誰かを推す人生を歩んでいるのかなって私は考えたりもします。
誰かを好きになって推すこともありますし、アイドルや俳優を好きになることもあります。
そして対象は人に対するものではなく、食べ物や美術や芸術、理化学的な分野の場合だってあります。
推す側も年齢は関係ないし、結婚をしているしていないも関係ない。
みんなが常日頃から持っている推しがあるのです。
推しの作り方
推しを作るのにはいくつか方法はありますが、一番の方法はありとあらゆる森羅万象に興味を示すことだと私は思います。
推すからにはきっかけや理由があるもので、例えば人への推しの場合はルックスで入ったり、相手の人の行動で感銘したりする場合があるでしょう。
また、美味しいものに巡り合ったり、美術芸術の世界で強い衝撃を受けたりと、人それぞれ。
その体験は、自分の世界以外から入ってくることが多いものです。
推しを作りたければ、少し外に出かけてみましょう。
家よりも自分で興味を持つことをしてみれば、新しい発見や推しが出てくるものです。
推しが見えなくなった場合
ちなみに、推しがなかったりすると人生は楽しくない訳で、自分の視野が狭くなっている証拠。
推しが見えない、好きになれない時は占い師さん的な話を書くと、「少し離れて別の事を見てみよう」のサインだったりもします。
また、ご自身が疲れている場合もあります。
自分の体調はしっかり整えて、小休止。
しばらくしてから、また推しと向き合うのが良いと思います。
推されるとき
そして、自分が推される場合もあります。
例えば学校だと学級委員をやってくれだったり、会社で勤めると役職を任されたりの場合です。
また、芸術の世界やネットの中で人気が出たりする場合もあります。
この時にまず最初にすべきことは、周りに感謝すること。
一つでも百個でも、推しは推し。推してもらえるうちが華です。
相手の人に感謝をする気持ちは持つようにしましょう。
そして、過度に嫌がったり喜んだりする場面もありますが、その後の行動が大切。
推されたことは、「自分のために与えられたミッション」だと考えるようにしてみましょう。
そうする事で、嫌々受けたものについても、考えを切り替えるきっかけにもなります。
発想を前向きに変えることで、自分で出来ることがたくさん見えてくるはず。
自分に出来ないことは、人の力を借りることも一つの方法。
自分で抱えようとするから苦しくなるのですよ。
もし自分で出来ない場合は、断ることも大切。
断る勇気をもって、きちんと相手に伝えるようにしましょう。
そして、自分が推されているのであれば、その状況を精いっぱい楽しむ。
更には、全力で取り組む。
その考えを持つことが出来れば、自ずと結果も人も付いてくるものです。
私はプライベートや相談の場面でスポーツ選手をたくさん観てきましたが、皆さんいざと言う時の集中力が違いますし、メンタルがものすごく前向き。
野球で「俺にチャンスが回ってこい」と考えるバッターの話や、「ここで止めたら自分の株が上がる」と考えてぶつかるラグビー選手の話を間近で聞いたので、私としてはものすごく理解できる部分です。
スポーツ選手の例えを日常に持っていくのは難しいかも知れませんが、前向きに捉えることの大切さは、どこにでも共通しているものです。
まとめ
このように、人生って推したり推されたりして生きているのです。
「趣味の推しは楽しいけど、仕事で推されるのは嫌だ」と言う方は世の中たくさんいらっしゃいます。
「推し」についてのキーワードは、自分の心を前に向けること。
自分が好きなアーティストを前向きに話すし、自分から楽しむから推している訳で、これも前向きな姿勢のです。
嫌な役割や仕事も、前を向いてみると出来ることが見つかります。
その部分からまずは片づけたり、出来ないことは人の手を借りてみたり。
実際に整理してみると出来ることがある筈です。
推しの事を考えつつ、その事を励みにしつつ、自分の日々日常の時間を乗り越えることが出来れば、また一つ、上手に生きることにつながるのかなと私は考えます。
もし前を向けない時は少し休んで、仕切り直し。
また改めて取り組んでいきましょう。
別に出来なくても世の中が止まってしまう訳ではないですから、気楽に考える事も時には大切ですよ。