面食いって損なのよ
今日、質問箱で「面食い」の話を少ししました。
私なりに回答をしたのですが、そう言えば私の師匠とこんな会話をしていたことを思い出したので、書いてみることにします。
いつもの会話形式で、お楽しみください。
お師匠「あんた、昔面食いやったって言う話を私にしてたやろ?」
たろ「しましたね」
お師匠「あの話、無茶苦茶面白いがな」
たろ「どんだけ顔が美人でも、性格が美人でないと続かない」
お師匠「その結論で終わるんやけど、それまでの話が面白い」
たろ「まあ、結論はさらっと書けるんですけどねぇ」
お師匠「まあ、性格が大事なのは男も女もその通りやで」
たろ「そうですよ」
お師匠「あんたのその話は例に出しやすいから、ネタにしとる」
たろ「えっ、そうなんですか?」
お師匠「面食いの男子がテレビに出てる人と付き合って、苦労したと言う話や」
たろ「思いっきりネタにされてますがな!」
お師匠「そらもう、あの話はよくできとるわな。ちゃんとさっきみたいにいくつか教訓にもなっとるからええがな。私も説明しやすい」
たろ「まあ、そうですよね。ちなみに、私も師匠との話を使ってますからね」
お師匠「どっこいどっこいやな」
たろ「そう言うことですね」
お師匠「まあでも、恋愛する時は最初は外見から入るわな。見た目で判断してまうもんや。パッと見て、こんな格好ええ人おらん、こんな美人初めて見た。そう目を奪われるがな」
たろ「そうです、そうです」
お師匠「そっから、相手の情報は少しだけでの相手にはまるんよ」
たろ「恋のボーダーラインの話ですよね」
お師匠「せや。例えばコップがあるとするやろ?相手が自分の基準に達したら、水を入れる。コップから水が溢れたら合格や」
たろ「そうですよね」
お師匠「ところが、美男美女の場合、目を奪われ過ぎて、水を大量に入れてまうんよ」
たろ「例えると何かに目を奪われると、少しの量を入れるだけで良いのに、たくさん淹れ過ぎるやつですよね?」
お師匠「せや。だから、性格の部分はちょっと水準に達したら水を入れて溢れてまう。だから、美男美女はすぐに合格してまうんや」
たろ「確かに」
お師匠「ちなみに、コップの容器は、年齢と共に入る量が多くなるねん」
たろ「そうですそうです」
お師匠「だから年齢を重ねると、相手の人が合格水準になかなか達しなくなるねん」
たろ「婚活組なんか、入れる器がたらいみたいになってますもんね」
お師匠「たらいって、あんたも返し上手くなったがな。まあ、そんな感じや」
たろ「水を入れる基準ってたくさんあると思うんですよ。容姿から始まりますけど、話し方や仕草、相手の考え方なんかもそうですよね」
お師匠「せや。そう言う相手の判断基準をいっぱい養わんと、水が溢れる機会は少なくなるねん」
たろ「好きになる基準が一つや二つだけだと、なかなか恋も始まらないんですよね」
お師匠「せや。だから面食いは損やねん」
たろ「昔の自分がそうでした」
お師匠「あんたの場合はちゃんと理解して、器が大きくなり過ぎないように自分をきちんと持ってたから大丈夫やったけどな」
たろ「ありがとうございます」
お師匠「面食いなのは構わんけど、他にたくさん見るべきところを作れと言いたいんよ」
たろ「そうですよね。人の良い部分をたくさん見るようにするのが一番ですよ」
お師匠「なんや、私が言いたいこと言われたがな」
たろ「大きな枠の方向性って、あんまり師匠とぶつからないですやん」
お師匠「そう言われたらせやな。まあ、恋愛において面食いでもええけど、それだけやと成長せんと言うことやわ」
たろ「うまくまとまりましたね」
お師匠「そうそう。今日は授業料いらんで」
たろ「あら、珍しい」
お師匠「あんたがネタ提供してくれてるからな」
たろ「ネタがないので、旅に出ます」
お師匠「せやで、もっとネタを提供せなあかんで。ネタなくなったら、また授業料払ってもらうで」
たろ「えーっ!」
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