きょうは「写真を撮った」
本来なら、例年よりも少し早く開幕を迎えたプロ野球の試合を撮りに行っていたと思う。開幕日が定まらないまま刻々と毎日が過ぎていく。
参加する予定だった赤ちゃんイベントも、案の定中止になった。産婦人科主催のベビーマッサージ教室と、書店が主催する絵本の読み聞かせイベント。どちらも薄々「中止だろう」と思っていたので、落ち込んでなどいない。むしろ「私は自粛するけど、みんなは行くんだね」というもどかしさを感じなくて済んだぶん、主催者の苦渋の判断に感謝したい。
安堵する一方で、いよいよ予定がひとつもない1週間が始まった。子どもが生まれてからというもの、買い物は1週間に一度まとめ買いだし、洋服もひとまず今はルームウェアが数着あれば十分だ。娘も4か月なのでまだ「公園で遊びたい」と主張することもなく、ひとまず部屋の中で新米ママなりに試行錯誤しながら過ごしている。
これが少なくともあと1週間。いや、5月の「博多どんたく港まつり」が歴史上はじめて中止になったことからしても、“予定のない日々”はしばらく続くだろう。オンラインで執筆の仕事を請け負っているが、それは「無職ではない」ことの証明にはなっても「予定がある」こととはちょっと異なる気がする。
ただ、今日という1日を「なにもない日」とまとめるといよいよふさぎ込んでしまいそうになったので、やっぱり今日も、写真を撮った。娘、猫、それから甘いもの。
いつだって鈴懸の苺大福は最高に美味しい。
せっかくなので、夫が北陸地方に出張したときにおみやげに買ってきてくれた急須でお茶を入れてみた。
きょうは写真を撮った。否、きょうも写真を撮った。
おつかれ私。あしたもいい日になりますように。
2020/03/30 こさいたろ
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