
カップに映える部分日食〜メイキング
カップに、部分日食の欠けた太陽が映り、バラの花にアクセントを届けています。
この画像はどうやって撮ったのでしょうか。
・・・
2019年1月6日は、部分日食となり、太陽が下の写真のように欠けました。
直視はできませんが、ちょうど歩いていたときに、色の濃いアクリルで囲まれたベランダがあり、そこを通してふつうのiPhoneで撮影ができたものです。
面白いですね。
そのときの木漏れ日がこれです。
木漏れ日は、葉っぱと葉っぱが重なってわずかに開いた隙間から、太陽の光が地面に投影されたもので、ピンホールカメラの原理で、丸い形が投影されますね。
日食のときは、欠けたおひさまになるので、その形が投影されるというわけです。
今回も、ステキな木漏れ日を探したのですが、太陽高度が低く、地面に落ちる影は斜めになり、物凄く長細くなってしまって、うまい場所が見つかりませんでした。そこで、自宅にもどってピンホールを造ることにしたのです。
上のように、薄いダンボールのような不透明の紙の真ん中に、ボールペンで小さな穴を明けました。
拡大すると上のような感じです。この紙をカップの前にかざして、
こんなふうにすると、カップに「欠けたおひさま」が投影されるというわけなんです。ひょんなことから、「カップに投影したら素敵かな?」と思いついたのですが、それなりにうまくいきました!
以下は、2年前の米国皆既日食の直前に撮影したものです。孔をいっぱい開けて撮りました。三日月のようになった太陽がたくさん映っていますね (^^)
太陽高度が低くないと、こんな風にカップに映る絵柄は作れないのですが(上から陽が当たると難しい)、 調べてみてたら次のチャンスは意外と早くやって来るので、興味のある人は準備をして臨むと良いかも知れません。
あなたの大切なものに、アクセントを添えてはいかがでしょう (^^)
●日本で見られる将来の日食
2019年12月26日ーなんと今年の末に。夕方の日食なので、チャンス!
2020年06月21日ー那覇ではとても大きく(84%)欠けます。夕方です!
・・・このあと10年間も日本で日食がありません💦
2030年6月1日―北海道では金環食になります!これも夕方!!
2032年11月3日ーこれも夕方です!なぜ?? 北で大きく欠けて、札幌は63%
2035年9月2日ーおととし、米国で見られた皆既日食と同じ周期*の皆既日食が日本で起こります。だいぶ先ですけれど、楽しみですね!!
*サロス周期といいます。
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