目的から考えよう(上座って必要です?)
神戸で送別会を予定していますが、その座席のネットあみだくじが、管理から回ってきました。
▼創業者の時代は上座・下座に厳しく、戦国時代のようにキチンと意識していました。この時の上座・下座の目的は「序列を明確にすること」で指示命令系統を統制することと、やはりポジションが高い方にメンツをたもち、気持ちよくなってもらうことが目的だったと思います。これは、戦時下のような組織には向いていると思います。
▼しかし二代目の私になり、いろいろと紆余曲折を経て「座席の目的」が変わったて来たと思います。今回の目的は「送別者がみんなと過去を振り返りながらお互いに感謝しあうため」であり、かつ「この機会に部門を横断して上下、左右関係なくお互いを知ること」だと思います。
ということは、この目的に対して一番理にかなっているのは「ランダムなあみだで、好き嫌いも関係なく座ること」になるので、結果あみだという手段が択ばれました。この方式はクリエイティブな価値を生み出したり、自主性を生むための組織に向いていると思います。つまり平和の時代向きですね
▼また今回よかったのは、私を含め誰も経営層は座席について言及せず、管理から自然に「あみだで選びます」とアンケートを取り始めてくれたことです。これは「今の経営層は、あみだでも怒らないだろう」という少し安心感をもってもらえ始めたかなと思いました。
▼「送別会で、そこまで目的考える必要あるの?」と突っ込まれそうですが、私は目的をみんなで共有しておいた方が、各自が現場で「じゃあ、何をすればよいか?」を自分で決めれるのでよいと思います。たとえ失敗したとしても。それの一番大きなものが会社にとっての経営理念とかミッションと言われているものなんだと思います。たしかに現在の当社の経営理念(ミッション)を実現するために、上座・下座は無い方が良いです。
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