人事評価も、儲かればこそ機能する
#コンヒラ #稲盛デジタル図書館 #人事評価制度 #盛心塾神戸
今日は、最近「盛心塾神戸(旧 盛和塾神戸)」で始まったサービスの「稲盛デジタル図書館」を読んでました。気付きをシェア
今日ネットで見たのは、稲盛氏の「なぜ企業は高収益でなければならないか」という講演でした。その理由は6つ紹介されており、その中で1項目だけ私なりの解釈でいうと「(失敗しても会社が潰れない)開発資金を確保するため」という内容が書かれています。
■ここで思ったのは、当社が2年前から行っている人事評価制度のリノベーションです。この人事評価制度を前に進めるには「評価のある社員にはキチンと報酬を上げる原資があることが前提」となります。つまり、いくら人事評価制度を立派に入れても、成果を出した人に「わるいが、会社は利益がないから昇給は無理、賞与は出ない」となっては、人事評価制度もだれも取り組まなくなります。そのためにも企業は高収益でなければいけないと思います。
■更に人を採用する予算という未来への人財投資も高収益で余裕がないと維持できないと思います。なぜなら人件費とその周辺経費が固定費として上がっても、期待した採算アップがすぐに起きないため、そのタイムラグをカバーする資金が必要になるからです。
■以上から、私は「企業が高収益でなければならない理由」に、以下2点もあることに気づきました。
1.成果を出した社員にキチンと報いる報酬原資を準備するため
2.将来の仲間(社員)を採用し、さらなる成長を行うため
ただ別の方法もありますが、それは「借金」か「増資」か「貯金の切り崩し(内部留保削減)」しかありませんから、できれば避けるべきだと思います。
■そして、上記2点のために企業が高収益でなければいけないのであれば、逆に社員の人事目標のなかに、高収益を実現するための目標設定も必要になると分かりますし、社員にも説明すべきだと分かります。
間違っても、高収益で儲けたお金が、経営者だけに回るような仕組みにしてはいけないということも、自明の理となります。
高収益を目指す。実現すれば次々事業開発ができる。 byコンヒラsince1973