リーダーに必要なのは、先ず成果、そして人間性
先ほど稲盛デジタル図書館を読んでました。
◆その中に「実力主義に徹する」という項目があり、「組織を運営していく上で最も重要なことは、それぞれの組織の長に本当に力のある人がついているかどうかということです」と書かれています。私の記憶では別の時に稲盛氏は「能力のある者には俸禄を、人間性があるものには地位を」とも言っています。単純に比べると矛盾しているように見えますが、視点が違うだけで実際は同じことを、別の切り口で稲盛氏は伝えているのだと私は考えています。
◆私の解釈は「きちんとプレーヤーとして成果を出せること」が先ず必要で、プレーヤーとして卒業できる権利が与えられる。その卒業したプレーヤーが、次は「マネージャー、リーダー」になる入学試験を受験する資格を持てると考えています。高校の卒業資格がないと、大学の入学資格がないというイメージです。
そして、「マネージャー、リーダー」としての入学資格で「過去の実績」という卒業成績とともに、「人間性」というもう一つの入学資格がそろって初めてリーダーになれると稲盛氏はいいたのではと理解しています。
◆当社もやる気があるからとリーダーに付かせた人がいましたが、概ね失敗の確率が高く、逆に実績(実力)がすでに成果で証明された人が、少し早いくらいでも周囲に推挙されてリーダーになったほうが成功した確率が高かったと感じています。この時大事なのは「元々の人間性に優しさがある」ということだと思います。
◆当社は人事制度リノベーションを進めており、その中でどうやってキャリアパスを作っていくか開示を進めていますが、上記のステップをキチンと社内にお伝えしていこうと思います。