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自分が勝てる、ライバルが少ない土俵を自ら創る
本日は、入社2年目のIさんによる「得意ジャンルでたたかう」の学生時代の体験紹介でした。
具体的には、自分が得意な「卓球」を中学で選択することで、中学では県大会シングルで優勝し、高校でも将来オリンピックで活躍する全国から選抜された選手だけが招聘された合宿に参加する機会を得た。これが、もし当時から人気のサッカーを選んでいれば、全国大会にでるまえに、チームのレギュラーになれたかもわからない。だから自分の得意な分野を選ぶ方が良いというお話でした。
人気かどうかではなく、自分が強みを発揮できて活躍できる場所かどうかという意思決定です。
ここから更に、Iさんの面白い仕事観が紹介されました。
「コンヒラが得意な装置、かつその装置に詳しい社員が多い装置を選んで戦う」のではなく、「コンヒラが苦手な装置、かつその装置に詳しい社員が少ない装置を敢えて選んで戦う」と自分が決めたというお話です。
多くの方は普通前者を選択するはずですし、経営者の私の目線ではなかなか気づかない考えで、とてもユニークだと思いました。
なるほど「人気のライバルがひしめく土俵」は選ばず、「自分が得意な能力を発揮できる土俵を作っちゃえ」という発想でした。ライバルが少ない土俵なら、値決めも自分でしやすいですね。ただ、いままで無い場所に土俵をつくっていくので、苦労もあるし、見えないリスクや障害も生まれてきます。相談できる人も少なくなります。しかし敢えて「自分の強み」に焦点を当てて、土俵づくりに取り組むのは、戦略的にも正しいし、会社にとっても「リスクは高くなるが、他社の競合が少ない市場(土俵)を作る機会」につながると考えられますね。
なお、リクルートで有名な言葉に「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」があります。
今回のIさんの取り組みは「自ら土俵を創り出し、土俵によって自らを変えて強みを発揮せよ」とも言い換えられると思いました。