あの夜の出来事 #ノートの切れはし

1月31日 夜
僕は渋谷にいた。

オンラインサロンのイベントに参加していた。
アジアの皆さんとビデオ会話で交流するイベントに参加していた。

23時30分
終電近くなったので、イベント会場を後に渋谷駅で急ぐ。

終電になんとか間に合い、品川駅へ向かう。

24時
間もなく品川駅という時に車内アナウンスが
「京浜東北線は人身事故が発生した影響でこの後運転を見合わせる場合があります。」

乗り換え予定の京浜東北線が人身事故と言うのだ。
京浜東北線は朝にも、夕方にも人身事故で止まっており、「また？？」という感情を抑えきれなかった。

そして、問題が発生。
このまま行くと、乗り換えの実家までの終電に間に合わないのだ。

横浜に行きたいのに、蒲田行きになる京浜東北線。
終電に乗れない可能性を考え、横浜と蒲田の友人に泊まれないか連絡していた。

とりあえず前に進む。が僕のスタンスなので、
品川から蒲田、そして蒲田で横浜方面の電車が来たので、横浜方面に進む。

「終電時間帯に事故するとかあり得ない！！」
という毒はさっさと吐き終え、
途中駅の川崎あたりからはポジティブモード。

「どこ泊まろっかなぁ…」

なんて考えていた。

そんな時ふと、
「人身事故 終電逃す」でGoogle検索を思い立ち、
してみると、こんな記事が

どうやら、自宅最寄り駅までタクシーに乗れるそう。
これは朗報！！

25時
横浜駅で降りる。

横浜駅改札前には同じく終電を逃した人が多くいた。
そこで最寄り駅が近い4人を組み、タクシーに乗れることに。

事前に情報があって良かった。そんな瞬間だった。
横浜から実家まではまぁまぁ距離があり、タクシーに乗るような区間ではない。
だから、恐らくこんな経験は最初で最後だろう。

タクシーの中で震度3の地震が来たが、
もうそんなことではなんとも感じない。

26時

自宅に到着。
渋谷からの長い道のりだった。

タクシーの後ろ姿が尊かった。

最初終電乗れないかもしれないと思った時は、
ネガティブ全開だったが、いつの間にかポジティブになり、楽しくなっていた。

人生もこんな感じで楽しく出来たらなぁ…なんて思った日だった。