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実子誘拐刑事告訴運動とは?

このサイトのマガジン、「事例研究:森法律事務所(東京都中央区)」において、「弁護士ら16人を営利目的誘拐で捜査」という記事で紹介した事案に対して、既に一年以上前だが、該当の弁護士事務所が意見表明をされていたので、反論意見として紹介させていただく。
つっこみどころは盛沢山すぎるので、他のサイトや記事であらためて問題点の解説はさせていただく。
今まで通りのやり方が通用しなくなって、かなりお困りのご様子である。

*なお、片親からの子どもの虐待がある家庭は、速やかに避難し保護される手続きをお勧めいたします。虐待親に監護能力が無い場合は、子どもを連れて避難することをお勧めいたします。
自分が暴力を受けていない、子どもが虐待を受けていない、にも関わらず、離婚弁護士事務所に相談に行くと、「貴方はDV被害者です。支援措置を利用して、ある日突然、子どもを拘束して失踪し避難行動をとった証拠(民間シェルターで2週間生活)をつくりなさい。」と洗脳し拗らせられ、長い係争と養育費のマージン搾取の鴨にされるケースが非常に多いのでお気を付けください。

2023年05月20日
実子誘拐刑事告訴運動がDV被害者を追い込んでいる。
最近、一部の子供と面会できない別居親から、実子誘拐で刑事告訴をするという動きが活発になり、共同親権を支持する政治家も、警察庁幹部を呼びつけ「どんどん刑事事件にしろ」と活動しているようだ。
東京には、共同親権を主張して、子供を連れて逃亡した配偶者を刑事告訴するのが専門の弁護士もいるという話を知人の弁護士から聞いたことがある。あ、それは、あの超個性的な弁護士かなと推測したりするが、そこは定かでない。
確かなことは、「刑事告訴運動」は、明らかにDV被害者を追い詰めているということだ。
こういう人たちは、DV事案は別だというけど、この主張自体が現実離れしている。DV被害者ほど、自分がDV被害者だということを自覚できないからだ。
個人的な経験から言わせると、どう考えても性格の不一致だろう、という事案ほど、DVという用語がとびかう。しかし、真のDV事件では、被害者は自分が「被害者」であることを自覚できないまま、精神的に追い詰められてしまっている。
実は、最近、数件、立て続けにDV相談を受けた、明らかにDVなのだが、本人は、「私も悪いところがある」といって、なかなか「被害者であることが自覚できない。しかし、相談者の言動からして、明らかに精神的に限界になっていたから、子供を連れて逃げるようにアドバイスした
その際、被害者の人たちの全員が全員、言葉にしたのが、「子供を連れて逃亡したら誘拐罪として逮捕される」という発言だった。以前にはなかった現象だ。
本件では、その心配はないとアドバイスしても、もともと精神的に追い詰められている人たちだから、共同親権派の刑事告訴運動は、現実的なリスクとして認識してしまうのだ。
共同親権派の別居親や弁護士の刑事告訴運動が、ここまでDV被害者を追い詰めているとは認識できていなかった。
共同親権派の別居親や弁護士の支援措置非難もそうである。弊所の相談事例から推測するに、明らかに支援措置をうけるべきなのに、支援措置を受けるとさらに紛争が拡大するとして、利用をためらう人が増えている。そういう人達は、住民票を移さないまま逃亡するから、ほんとに行方不明となり、別居親も途方に暮れてしまうのである。
わが国では、面会交流の審判手続きがあるから、親子断絶は、制度上はありえない。親子断絶があるとしたら、それは制度の問題ではなく、パーソナリティの問題である。

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2023年05月20日 森法律事務所ブログより
https://mori-law-office-blog.seesaa.net/article/499411987.html

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小島太郎
本業の他に,子育て支援員や面会交流支援員など家族問題に関わる社会活動をしております。 https://tarokojima.themedia.jp/