よあけ
団地の朝の美しさよ。
日が昇り出した頃、そこにある闇がじわじわと透明になってくる。
空の下の方は象牙のような色が出てきて、上の闇とのグラデーションが現れる。
団地の建物はまだ、その身の潔白を証明するのを待つようにぬっと建っている。
手入れの行き届いた緑の、その鮮やかさは少しずつ起き始めた。
かつて崩した小高い丘や森は、今はコンクリートとアスファルトの下。
でも、この美しさよ。
人々の営為が作った丁寧な美しさよ。
さあ、今日がはじまる。
団地の朝の美しさよ。
日が昇り出した頃、そこにある闇がじわじわと透明になってくる。
空の下の方は象牙のような色が出てきて、上の闇とのグラデーションが現れる。
団地の建物はまだ、その身の潔白を証明するのを待つようにぬっと建っている。
手入れの行き届いた緑の、その鮮やかさは少しずつ起き始めた。
かつて崩した小高い丘や森は、今はコンクリートとアスファルトの下。
でも、この美しさよ。
人々の営為が作った丁寧な美しさよ。
さあ、今日がはじまる。